デリケートゾーンかゆみの原因と対処法!簡単8つのお手入れ法

デリケートゾーンかゆみの原因と対処法!簡単8つのお手入れ法
 誰にでも起きるデリケートゾーンのかゆみは、女性の2人に1人はかゆみを感じているそうです。あなただけが悩んでいるわけではありません。原因は様々ですが、最も多いのはムレによるかゆみのようです。ムレは湿度や温度の高い状態下で雑菌が繁殖します。まちがったお手入れはかゆみをさらに悪化させてしまいます。ここで正しい知識を身につけ、お手入れをしていきましょう。

生理用品の使用法

 生理中に利用するナプキンの裏面はビニール加工されたものが多く通気性が悪くなっておりムレやすくかゆみの原因になります。また生理中やおりもの量が増える排卵前日などのデリケートゾーンは湿って柔らかくなりその皮膚とナプキンやおりものシートがこすれかゆくなります。ナプキンやおりものシートはあまり汚れていなくても多くの細菌が繁殖しているので2〜3時間おきにくらいで取り替えるのがベストなようです。また、ナプキンはビニール加工されたものが一般的ですが、通気性がよく肌触りの良い布ナプキンや使い捨てのコットンタイプの物もあります。ご自身と相性のいいものを利用しましょう。

衣類の選び方

 ポリエステルやナイロン素材の下着は通気性が悪いので注意しましょう。通気性や吸湿性のよい綿素材の下着をおすすめします。またデリケートゾーンを圧迫するガードル、ボディースーツ、スットキングは身体をしめつけてムレの原因になります。スキニージーンズなど細身のパンツも身体をしめつけ、摩擦がおこりやすくかゆみの原因になります。夏場は特に汗をかくためムレやすくなります。身体をしめつける衣類は避けた方がいいでしょう。

入浴で清潔を保つ方法

 デリケートゾーンを清潔に保つためにとボディーソープとスポンジでゴシゴシしっかり洗いたくなるのも分かりますが、逆効果のようです。洗い過ぎると皮膚の乾燥を招きかゆみの原因になることや膣内の自浄作用を弱めかゆみが悪化することがあるそうです。やさしく洗いましょう

ホルモンバランスを整えましょう

 年齢とともに女性ホルモンの分泌が減少し身体の不調を訴える方も少なくありませんがデリケートゾーンでも膣の分泌物が減り自浄作用が低下し傷つきやすく炎症を引き起こします。若い方もホルモンバランスの乱れが原因になります。睡眠をしっかりとって規則正しい生活や食事のバランスに気をつけましょう

ストレスを解消し免疫力アップ

 ストレスは自律神経のバランスをくずし身体の免疫力を落とすため、細菌やウィルスへの抵抗が弱くなり風邪などひきやすくなります。デリケートゾーンも同じように雑菌からの抵抗力が弱まりかぶれなど皮膚のトラブルをおこしやすくなるので注意しましょう。ストレスはためないようにご自身にあったリラックスする方法で解消しましょう。入浴、ストレッチ、音楽、アロマテラピー、睡眠、趣味などが有効のようです。

抗生物質を使用した時の注意

 ひどい風邪の時など病院で抗生物質を処方してもらい服用することがあります。抗生物質は医師の指示通り服用することが重要ですが、長期服用が風邪で体力が消耗している時と重なりデリケートゾーンはカンジタ菌を発生することがあるようです。カンジタ菌は白くカッテージチーズのようなおりものとかゆみを伴います。症状がある場合は婦人科へ受診しましょう。

かゆみ止めのお薬の利用

 お風呂でデリケートゾーンを清潔にしたあと、抗ヒスタミン成分の含まれるかゆみの発生を抑える作用のある塗り薬を利用されると有効なようです。また手軽に使用できるスプレータイプのものもあります。手も汚れず手軽で外出先でも利用が可能です。しかし市販のお薬を続けて使用してもかゆみが治まらず、かえってひどくなっている場合は感染症の疑いが考えられるそうです。その場合は早めに婦人科へ受診しましょう。

感染症の疑いがある場合は病院へ

 外陰部にイボイボができた、悪臭のあるおりものでただれた、痛みを伴うかゆみ、灼熱感があるなどの症状は感染症の疑いがあります。感染症は大腸菌やブドウ球菌などが原因の感染性外因炎や性行為で感染する尖圭コンジローマやトリコモス原虫が感染するトリコモス膣炎があります。素人判断はせずに婦人科へ早めに受診しましょう

 デリケートゾーンのかゆみは上記の方法で早めに対処することが重要です。難しい方法ではないので日常生活の中で意識してお手入れしてみましょう。かゆみに対してかきむしるだけで放っておいてしまうと、悪化するばかりです。女性特有の悩みで人にはなかなか言えないことだからこそご自身の身体をよく観察し管理していきましょう。

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