寒く乾燥した季節になると猛威を振るうインフルエンザですが、どのような対策をしていますか？
実はインフルエンザの対策には腸内環境を整えるのが効果的だと言われています。
そこで今回はインフルエンザと腸内環境の関係を解明したいと思います。
スポンサーリンク
腸内環境の悪化はインフルエンザを引き寄せる
腸内環境とインフルエンザは何の関係もないように思われがちですが、実は腸内環境の悪化がインフルエンザを引き起こす原因である事は明確にされいます。
インフルエンザを予防するには免疫力を高める事が効果的ですが、身体の中にある免疫細胞の７割は腸内に集中しています。だからこそ腸内環境を改善させて整えればインフルエンザ菌が増えるのを抑えられ、発病するのを予防することが出来るのです。
腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しますが、悪玉菌はたんぱく質を分解して腐敗物質を作り便秘を引き起こします。腸内に溜まった便がさらに悪玉菌を増やす事によって免疫力低下につながります。
ストレスや加齢によっても善玉菌は減ってしまうので、腸内環境を整えて便を排出するのはとても大切な事なんですね。
腸内環境が悪化する原因
腸内環境が悪化する原因は大きく分けて３つあります。
・腸が冷える事
冷たい飲み物や食べ物ばかり食べると、腸内が冷えてしまい本来の力を発揮できなくなります。暑い季節はついついエアコンや冷たい飲み物に頼ってしまいますが、意識的に暖かい飲み物を飲むようにして腸を冷やさないようにする事が大切でしょう
・ストレスによる自律神経の乱れ
通常だと昼間行動する時に交感神経が働き、夜リラックスする時には副交感神経が働きます。
胃や腸も副交感神経で動くので、本来の働きをするのは夜間ですが、交感神経と副交感神経の変換がうまくいかないと、腸内バランスが崩れてしまいます。
ストレスをためる事によって精神的に落ち着かず眠れなくなる事がありますが、そんな時は自分なりの解消法を見つけて積極的に発散すると腸内環境を保つことにも繋がります。
・ホルモンバランスの乱れ
女性の場合は生理周期や更年期によって、男性の場合はストレスや加齢によってホルモンバランスが乱れるのは仕方がない事です。
しかし、それが原因で腸内環境が悪くなるのは、腸だけでなく身体の様々な部分に影響が及んでいる可能性もあります。
心当たりがある場合は一度受診して原因をハッキリさせるも良いでしょう。
薬に頼らず腸内環境を整える方法
市販の薬でも腸内環境を整えるのに役立つものが多くありますが、一時的な治療になってしまうので、長期間かかってもできれば自然な形で腸内環境を整える方が良いでしょう。
まず体を冷やさない事が大切です。人間は体温が１度下がっただけで免疫力が３７％も低下してしまいます。血行も悪くなり代謝も悪くなり、その結果体内に老廃物が溜まって腸内環境が悪くなります。くれぐれも体を冷やさないように、温かい飲み物や防寒対策をしましょう。
また添加物を含んだ食品を摂るのも良くありません。身体に害のある添加物は「防腐剤」「着色料」などがありますが、これらには抗菌作用があり、食べる事によって抗菌剤を体内に取り込んでいます。その結果腸内環境が悪化して、アレルギーの原因になる事もあります。
全く摂らないというのは難しいので、極力添加物の入っていない食材を選んだり、食べ過ぎないように注意しましょう。
乳酸菌で腸内環境を整えて免疫力アップ
腸内環境を整えて免疫力をアップさせるのに効果的なのは、何と言っても「乳酸菌」です。最近はインフルエンザが流行る時期に乳酸菌飲料が売り切れになるようですが、それほど効果があるという証拠でしょうね。
中でも「Ｒ-１乳酸菌」は体内に侵入したウィルスを撃退するナチュラルキラー細胞に直接働きかけて活性化させるので、効果は抜群です。Ｒ-１乳酸菌を給食に取り入れた小学校ではインフルエンザの感染率が周りの市町村と比べて１/１０に減ったという例も報告されています。
「プラズマ乳酸菌」は、ナチュラルキラー細胞だけでなく、キラーＴ細胞、インターフェロンなど全ての免疫細胞を活性化させる効果があります。またのどの痛みや咳などインフルエンザの症状が軽減される効果もあります。
植物性乳酸菌である「ラブレ菌」は、腸で生きぬく力が強く、継続的に体内に取り入れる事で免疫力が高まりインフルエンザの予防にもなるという研究結果が発表されました。
腸内環境を整える食事
乳酸菌だけでなく、普段の食事に気を付ける事でも腸内環境は良くなります。毎日摂る事ができる簡単なレシピをご紹介するので、ぜひ試してみて下さい。
☆納豆キムチ
共に植物性乳酸菌が含まれる発酵食品なので、生きたまま乳酸菌が腸に届きます。
ただ二つを混ぜるだけですが、納豆は先に出来るだけかき混ぜて粘り気を出すようにして下さい。
☆フルーツ入り蜂蜜ヨーグルト
ヨーグルトによって善玉菌が増えて、蜂蜜のビタミンＢが便秘予防になり、フルーツのビタミンＣには抗酸化作用があります。
使うヨーグルトはパッケージに「腸まで届く！」と記載されているモノを使うようにして下さい。
まとめ
インフルエンザの症状は普通の風邪とは違い、熱も高くなり辛いので出来ればかかりたくはないですよね。特に小さなお子さんやお年寄りなどは生死にかかわる場合もあるので注意が必要です。
腸内環境を整える事は免疫力を上げる事に直結するため、自分で手軽に出来るインフルエンザ予防です。
また、女性にとってはダイエットや美肌効果など他にも嬉しい作用があるので、是非試してみて下さいね。
スポンサーリンク
Speak Your Mind