シミを消すことで有名なトレチノイン&ハイドロキノンとは女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。シミを消すだけではなく、しわやニキビ、美肌、美白にも効果があります。
嬉しい反面、副作用があるので使い方を誤ると、逆効果になるので注意が必要です。今回は、トレチノインとハイドロノキンの正しい使用法と効果をご紹介します。
1:トレチノインとは?
トレチノインは化粧品ではなく医薬品で、ビタミンA誘導体です。ビタミンA誘導体とは、直接、肌に塗り浸透して行く過程で、肌内部でビタミンに変化し、直接肌に効果をもたらしていきます。
トレチノインは誰にでも血中に微量含まれている成分なので、アレルギー反応を起こすことはありません。皮膚の角質をはがし、皮脂の分泌を抑えます。そして、コラーゲンの働きを促進し、お肌にハリをもたらします。
刺激が強く外用後にかぶれや乾燥を引き起こすことがありましたが、最近では改良され、乾燥やかぶれを抑制できるようになりました。
ビタミンA誘導体であるトレチノインはビタミンA過剰摂取回避のため妊娠中、授乳中は使用厳禁です。
2:ハイドロキノンとは?
ハイドロキノンとはメラニン色素を抑制する効果の高い成分で、治療薬としても使用されています。海外では古くから親しまれている天然成分ですが厚生労働省が認可したため日本でも利用できるようなりました。
ハイドロキノンの働きは例えるなら「漂白剤」。さまざまな嬉しい効果はありますが、元々強い作用がある為、使用量を間違えると肌トラブルの原因になりますので十分な注意が必要です。また、妊娠中や母乳の授乳中は使用することはできません。
3:シミを消す効果
効果があるのは紫外線や、年齢とともに出てくるシミ。そもそもシミとは、お肌のターンオーバーで自然に消えることが多々ありますが、年齢とともにターンオーバーが衰えてくるのでシミが残ってしまいます。トレチノインを外用すると表皮の奥に沈着メラニン色素を、上へと表面に押し上げる働きを助けてくれます。
あわせてハイドロキノンを使用すると美白効果があり、新しいメラニン生成を抑制するのでメラニン色素の少ない肌に置き換えられます。
4:しわを消す効果
トレチノインはコラーゲンの生成を促進してくれる数少ない外用薬。コラーゲン生成の促進により皮膚にハリをもたらせ、さらに、ヒアルロン酸の分泌を高めるのでみずみずしい肌にします。
小じわの改善し、ハリと潤いのあるお肌にしてくれる夢のような薬です。そして、角質をはがし加齢によりターンオーバーが衰えた表皮の再生も促進します。皮むけがひどくなる事もありますので十分に保湿をすることが重要です。長期的に使用することで深いしわにも効果を発揮します。
5:ニキビ治療にも効果的
ニキビは毛穴の角質を異常に厚くし、皮脂の分泌が多くなることで起こります。トレチノインは皮脂の分泌を抑え、角質をはがす働きがありますのでニキビにも大変効果的です。
ニキビの赤い跡も使用し続けることで改善されます。
6:使い方は?
トレチノインとハイドロキノンは化粧品ではなく医薬品。「劇薬」の部類に入るので、正しい使い方とアフターケアをしないと逆効果になります。
また、シミにも種類があり、なかには落とせないシミもありますので一度、医師に相談することをお勧めします。
妊娠・授乳中の方は使用厳禁です。メラニンを排出させ、肌の角質をはがす作用があるということは、肌のバリアが一時期的に無くなるということ。紫外線から肌を守らないと、あっという間にシミが出来てしまうので注意が必要です。
ピーリングと同じような働きがあるので、赤みを帯びる方もいます。保湿にも十分に気を遣ってください。
使用順序は、
化粧水→トレチノイン→ハイドロキノン→保湿クリーム。
1日1回~2回、毎日使用します。
トレチノインとハイドロノキンが付いた手で、皮膚の薄い目の周りや口の周りを触ると痛みが発生したり、肌荒れを引き起こしますので気を付けてください。
使い方を間違えると逆効果になりますので、初めての人は医師の処方を受けた方が、失敗無く効果を得ることが出来るでしょう。
7:どこで手に入れるの?
インターネットで簡単に購入することができます。何度も言うようですが「劇薬」ですので、初心者は皮膚科などでカウンセリングを受けて使用したほうが無難でしょう。
まとめ
若返りの薬とも言われているトレチノインとハイドロキノンは、しわ・シミ・ニキビに効果を発揮し、肌にハリとみずみずしさを与えてくれることが分かりました。
しかし、効果が大きい反面、副作用がありますので使用方法を十分に注意して、お肌の悩みを解消しましょう。
スポンサーリンク