アロマオイルとエッセンシャルオイルは、同じようで成分・用途・効果が大きく異なります。
香りを楽しむもの・アロママッサージ・スキンケア・リラクゼーションの為など用途は様々です。まずはアロマの特徴と効果を確認して正しく使いましょう!
アロマオイルとは?
アロマオイルとは植物から抽出された香り成分に、合成香料を合わせたものを言います。
一般的に香りを楽しむものとされ、アロマテラピーと言われる芳香療法や香料治療に用いられることはありません。
エッセンシャルオイルとは?
エッセンシャルオイルとは、植物から抽出された香り成分100%のものを言い、精油とも呼ばれています。
植物の、花・葉・果皮・根などを蒸す・搾るなどの作業によって抽出されます。アロマの中でも特に人気のローズなら3トン~5トンの花からやっと1キログラム抽出できるほど貴重なものでアロマオイルに比べお値段もかなり良くなりますので見分け方のひとつともいえます。
エッセンシャルオイルは、そのアロマがもたらす効果が高いことから、昔からアラビアやヨーロッパで伝統医学・民間療法などに用いられてきました。ドイツなどで医療機関で使用したり処方されたりもして科学的にも効果が認められてます。
アロマオイルとエッセンシャルオイルの成分の違いとは?
上記の通りエッセンシャルオイルは100%植物由来のもの、さらにそれに合成香料を合わせたものがアロマオイルです。
この成分の違いで使用用途やアロマ自体の価格など大きく変わってきます。商品のラベルにその成分が記載されているので必ず確認してから購入するようにしましょう。
アロマオイルとエッセンシャルオイルの用途の違いは?
自然由来の優しい香りが人気のアロマですが、アロマオイルとエッセンシャルオイルのどちらも共通して香りを楽しむことが出来ます。しかしアロマオイルはこの用途のみに限られます。
エッセンシャルオイルは、バスアロマやアロママッサージなど肌につけることが出来ます。
しかし、直接肌につけるのではなく、マッサージやスキンケアに使用する際は必ずキャリアオイルと言われる植物油と合わせて使いましょう。アロマの持つ香りや成分とキャリアオイルが持つ美容成分でより一層効果が高くなります。
エッセンシャルオイルを肌に直接使う場合の希釈率は0.5%~1%に薄めて使うことをおすすめします。
希釈濃度の目安としては・・・
顔用 0.1%~0.5% ボディ用 1%
例えばエッセンシャルオイル1滴(0.05ml)の場合に対し、キャリアオイルは小さじ1(5ml)を合わせてよく混ぜてから使用します。
成分濃度の濃いエッセンシャルオイルは直に肌に触れることで、かぶれたり炎症を起こす可能性が高いので注意しましょう。
エッセンシャルオイルの効果とは?
エッセンシャルオイルは、病気や怪我の治療・病気の予防・心身の健康やリラクゼーション・ストレスの解消などを目的とする療法に用いられます。
その効果は大きく二つに分けられ、心身的に効果をもたらすものとウイルスや菌、虫などに作用するものがあります。
心身的に効果
神経に作用しリラックスを促す鎮静作用・胃腸の働きを活発にする作用・ホルモンを調節する作用・免疫の働きを強く活性化させる作用があります。
ラベンダーーやカモミールが有名です。
ウイルスや菌、虫などに効果
カビなどの細菌の増殖を抑える作用・ウイルスの増殖を抑える作用・虫除けの作用があります。
ティートゥリーやユーカリ、レモングラスなどが有名です。
アロマオイルとエッセンシャルオイルの種類は?
その種類は300種類以上と膨大にありますが、香りの種類に分けると、フローラル系・ハーブ系・柑橘系・スパイス系・樹木系・樹脂系・エキゾチック系の7種類になります。
フローラル
その名の通り花から抽出されておりその量が限られているので高値のものが多いです。甘く華やかな香りで代表的なものはバラやネロリです。その優しくエレガントな香りは女性ホルモンのバランスを整え、幸福感を与えてくれます。
ハーブ
花や葉から抽出されておりさわやかで清涼感のある香りのものが多く、その代表的なものはペパーミントやミントです。清涼感のある香りから呼吸系に作用するものが多く、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
柑橘系
柑橘系植物やそれに似た香りの植物から抽出されており、さわやかで甘い香りが特徴です。
代表的なものにはオレンジやグレープフルーツ、レモンなどがあります。注意事項として柑橘系のものは紫外線を吸収しやすくする作用がありシミやシワの原因になるので肌に付けて使用する際は夜間など工夫しましょう。
スパイス
料理で使用されるものと同じく香辛料から抽出され、代表的なものにはジンジャーやブラックペッパーなどがあります。血行を促進し体を温める作用があります。
樹木
木の葉・枝・樹皮から抽出され自然を感じられるようなさわやかな香りです。代表的なものはサンダルウッドやヒノキでリラックスを促す作用があります。
樹脂系は香りを放つ香木の樹脂から抽出され、代表的なものはフランキンセンスなどがあります。保湿効果が高く、美容クリームの原料にも使われることがあり、その香りは柑橘系に近いものからスモーキーなものまであります。
エキゾチック
木の根や葉などから抽出され、香りの持続力が高いので香水の原料に使われます。
代表的なものにはサンダルウッドやイランイランがあります。濃厚な香りのものが多く、緊張を落ち着かせてくれる作用があります。
まとめ
アロマオイルとエッセンシャルオイルはその効果・用途・成分がまったく違うことがわかりましたね。その香りを嗅ぐだけでも十分なアロマの効果は得られます。
昔から行われている安心・安全なアロマはとてもおすすめです。特に現在では手に入れやすい価格で販売されており取り扱いのある店舗も多くあります。
心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消の為にアロマを上手に生活に取り入れてみませんか?
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