アトピーに効く漢方はコレ!症状別の厳選7種

アトピーに効く漢方

アトピーには、さまざまな症状があり、何年も悩まされる人が多くいます。薬を処方されてもなかなか治らないアトピーには、漢方を試してみてください。漢方には、さまざまな種類と効能があり、アトピーの症状別に効くものもあります。

漢方を飲むことでアトピーの症状を軽減させることができる場合もあります。自分の症状に合った漢方を飲んで、健康な生活を送りましょう。

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1:胃苓湯(イレイトウ)

胃苓湯は、水分の過剰摂取やアルコールの摂取などによって症状が悪化する皮膚炎によく効きます。

このタイプは、胃腸が弱い人が多く、食べ物によって下痢気味になったり、皮膚に異変が起こったりします。皮膚症状としては、アトピー特有の赤みや熱感はなく、どちらかと言うと黒ずんだ色になります。

胃苓湯は、消化器官の不調から生じたアトピー性皮膚炎に適した漢方で、多くの薬局で手に入れることができます。

 2:和漢箋(ワカンセン)

貧血気味の人でよくめまいや立ちくらみを起こす人に多いアトピーの症状が、乾燥しやすい肌で乾燥すればするほどかゆみが増していきます。長い間かゆみを発症しやすい反面、赤みはそこまで目立たないのが特徴です。

漢方の中でも和漢箋は、そんなアトピー性皮膚炎に対して効果が期待できます。湿疹を繰り返す人、貧血気味の人、肌の乾燥に悩まされている人などにとって和漢箋はオススメです。かゆみを我慢せずに、和漢箋を服用して症状を和らげていきましょう。

 3:消風散(ショウフウサン)

顔や上半身に湿疹が出来やすく、かゆみが強いアトピー性皮膚炎には、消風散がオススメです。

このタイプの皮膚炎は、常にかゆみがあるわけではなく、季節の変わり目など環境に影響されて起こることが多くあります。全身に発疹が出来たり引っ込んだりを繰り返す人も多くいます。

この消風散は、アトピー性皮膚炎だけでなく、体質改善のためにも効果があり、漢方薬の中でも広く知られているものです。薬局やドラッグストアなどで手に入れることができます。

4:黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

入浴後や暑い季節に悪化しやすいアトピー性皮膚炎には、黄連解毒湯が効きます。

このタイプのアトピーは、赤みや強いかゆみを発症しやすく、膿が溜まったような湿疹も見られます。皮膚症状だけでなく、便秘がちだったり、疲れやすかったりと全身にも影響してくるものなので、適切な治療が必要です。

漢方である黄連解毒湯は、このタイプの中でも主に上半身に症状が出ているときに使用すると効果が期待できます。

 5:滋陰降火湯(ジインコウカトウ)

皮膚が乾燥してひび割れたようになるアトピー性皮膚炎には、滋陰降火湯が適しています。

このタイプは、皮膚が干ばつした地面のようにひび割れていて、クリームを塗ってもなかなか治りません。体が常に火照っている特徴があり、特に手足に多く見られます。漢方を取り入れて、皮膚症状だけでなく全身に出てくる疲れや火照りを取り除いていきましょう。

体も心も活発になればなるほど皮膚症状も悪化していくので、無理をしないことが一番です。

6:白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)

皮膚が乾燥しやすくザラザラした感じがあるアトピー性皮膚炎は、体が温まると喉が渇いたり、かゆみが増したりします。

そのため、特に夏場は皮膚症状、全身症状ともに悪化しやすく、体の灼熱感を感じずにはいられないほどになります。灼熱感が続くために、冷たいものを欲しやすくなり、体に悪影響が出てきてしまいます。

白虎加人参湯は、そんな症状を和らげてくれる漢方です。似たような症状が多く、ちょっとした症状の違いによってこの漢方だったり、そうではない場合もあるので、薬剤師などに聞いてみてください。

 7:加味逍遥散(カミショウヨウサン)

現代人に多いアトピー性皮膚炎の特徴として、ストレスと比例して皮膚症状が悪化するものがあります。

これは、ストレスによって自律神経が乱れることに原因があり、大人に多いアトピー性皮膚炎です。場合によっては、大人になってから発症する例もあります。主な症状としては、皮膚の赤みやかゆみ、肩こり、寝つきの悪さ、便秘や下痢などが挙げられます。

このようなアトピーには、加味逍遥散という漢方が適しています。この漢方には、ストレスと深く関わりのある肝臓の熱を冷ましてくれる働きがあります。ストレス軽減を心がけるのが一番大切ですが、併用してこの漢方を飲めばさらに体調は良好に向かうでしょう。

 まとめ

漢方にもさまざまな種類があり、一つ一つ効果が異なってきます。自分の症状に合わせた漢方を選んで、健康な体を作っていきましょう

漢方は、時として薬よりも効果が期待できる場合もあります。薬を飲んでもなかなか治らないと思ったとき、漢方を飲んでみたら治ったという例もあります。漢方の選び方については、最初のうちは自分で選ばずに漢方専門の病院で処方してもらうか、薬剤師などに聞いて購入するのがいいでしょう。

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