日々の紫外線対策に日焼け止め、つばの広い帽子、アームカバーに手袋、日傘など対策グッズもいろいろありますが、頭皮も紫外線から守らないと日焼けしてしまうことはご存知ですか?
知らないうちに日焼けして、赤くなったり、水ぶくれになったり、そのうち痒くなって頭皮がむけてきたりと、ひどい場合には毛根まで傷ついてしまうため、気をつけなくてはなりません。
今回は、思いがけずに頭皮を日焼けしてしまった場合のケア方法についてご紹介します。
1:冷やす
日焼けは軽度のやけどと同じ状態なので、まずは冷やすこと。冷たい水で濡らしたタオルや、ビニール袋に水を入れたものを、赤くなっている部分にあてます。
ビニールの中に氷を加える場合は、急速に冷やすことを避けるため、1〜2個ぐらいにしてください。
尚、頭皮を冷やすのは、日焼け後すぐまたはその日のうちにするようにしましょう。日が経ってからでは炎症を抑える効果がなくなってしまいます。
2:シャンプー剤は薄める
頭皮が日焼けした状態のときは、シャンプーのやり方も気をつけないといけません。まず原液は強すぎるため、薄めて使用すること。
さらに、いつもよりきちんと手のひらで十分泡立ててから髪の毛につけます。そしてなるべくシャンプーの泡が頭皮につきすぎないように注意しましょう。
3:刺激を与えないようにする
肌に炎症がある状態のときは、少しの刺激でも敏感に反応するため、頭皮に触れる場合は十分気を付ける必要があります。
シャンプーで髪の毛を洗うときには、極力爪を立てずに、指の腹でやさしく撫でるように洗ってください。
そして、ゆすぎはぬるま湯(37℃ぐらいまで)で行いましょう。またブラッシングするときにも、ブラシやクシの先端で頭皮を引っ掻かないように気をつけてください。
4:保湿する
日焼け後の皮膚はとても乾燥しているので、十分保湿する必要があります。
普段顔に使っている化粧水やローションをコットンに軽くつけてパッティングや、アロエジェルなどを清潔な手で直接塗ってもいいでしょう。ローズウォーターやカモミールウォーター(芳香蒸留水)なども肌にやさしいのでオススメです。
ただし、いつまでたってもヒリヒリとした痛みやかゆみなどが治まらない場合には、皮膚科で診療を受けてください。
5:刺激物は避ける
肌に炎症があるときは、刺激物の摂取は避けるようにします。
・唐辛子、コーヒー、タバコ、アルコール、わさび、マスタードなど、
・ニンニクや生姜、ネギ、コショウなどの香辛料、
・それらを使った食料品(明太子、キムチ、麻婆豆腐、カレーなど)
6:抗酸化物質を摂る
日焼けをすると、肌は炎症を受けるだけでなく、老化も進みます。頭皮が日に焼けて、毛髪のみならず毛根にもダメージを受けた場合は、抜け毛や薄毛となってしまうこともあるのです。
そこで、抗酸化物質であるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEやポリフェノールを含有する食品などを積極的に摂取して、アンチエイジングをしていくのが望ましいでしょう。
7:たんぱく質を摂る
皮膚の再生を助ける栄養素といえば、たんぱく質です。
ダメージを受けた頭皮を早く元通りの健康な状態に戻すために、良質の魚や肉、豆類などでたんぱく質を積極的に摂取するように心掛けましょう。
まとめ
一番大切なのは、頭皮を日焼けしないこと。そのためには帽子をかぶり、日傘をさすのが効果的でしょう。最近は頭皮用の日焼け止めも販売されているので、頭皮の日焼けが治ってから活用してみてください。
また、万が一水ぶくれができた場合には、早急に皮膚科の診療を受けてください。放っておいて炎症が酷くなると、完治までに時間が掛かります。
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