生理痛の下腹部の痛みに加えて、下痢になってしまう女性は多いものです。ダブルでくるお腹の痛みは本当に辛いものですよね。
少しでも、楽になりたい方へ、生理痛で下痢になってしまうメカニズムと解決策を一緒に見て行きましょう。
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1:生理中は冷えが原因で下痢に
生理中に感じる子宮がギューっと絞られるような感覚。あの感覚は女性しか分からない本当に辛いものですよね。それと同時に感じる手足の冷えは、もしかすると体からのSOSサインかもしれません。
生理中は、体からプロスタグランジンという物質が出ることがわかっています。このプロスタグランジンは、血液を外に外にと排出するため、痛みを感じさせる物質なのです。
子宮は、色々な臓器と面しているため、生理中子宮が収縮する痛みを大腸が感じ取り、痛みがどちらか分からなくなってしまう場合があります。そうすると、原因は子宮にあるにもかかわらず、腹痛を起こし下痢になるのです。
生理中の痛みは冷えで悪化します。生理中は、特に下腹部を暖める事で痛みや下痢を緩和する事ができるので体を冷やさない様にしましょう。
2:ホルモンの崩れから来る下痢
生理中は、ホルモンのバランスが急激に崩れます。生理前は、体内で黄体ホルモンが分泌されます。黄体ホルモンは、子宮の収縮を抑える作用があり、それと同時に腸の収縮も抑える働きがあります。そのため、生理前は便秘になりやすいのです。
その反対に、生理が始まると、黄体ホルモンは現象します。そのため便秘は解消されやすくなるのですが、今度は反動で腸が活発に動き出します。
そうなると、今まで溜め込んでいた便を一気に排出しようとするのです。
3:水分を排出するから
生理前は、黄体ホルモンの働きでのどが渇きます。血液を作り出そうと必死になっている体が水分を欲しがるのですね。
生理前溜め込んでいた水分ですが、生理が始まり体に溜め込む必要がなくなると今度は一気に放出しようと体が働きはじめます。
生理前に水分をたくさんとれば取るほど、生理が始まった時、その放出が激しくなり尿だけで追いつかなくなります。そうなると、便の方からも水分を出そうと下痢になってしまうのです。
4:体を温める
冷えは生理中のお腹の痛みをより強くします。女性の体はもともと冷えやすくできていますが、生理の時はより冷えに気をつけなければなりません。
貼るタイプのカイロを下着に貼り付けるなどすると痛みを少し和らげる事ができます。
暑い季節に冷たいものをたくさん取る事をさけ、食事も暖かくお腹に優しいものを中心に、しょうが、唐辛子などの体を温める食品を積極的に摂取する事で、体を温め生理に伴う下痢を緩和することができるのです。
5:生理前の水分の量を調節する
生理前はとてもノドが渇きますが、それに任せてガブガブとお水を飲むのはあまり好ましくありません。
お水の量は1日1.5リットルほどを目安にして、のどが渇いた時は、ゆっくりと白湯を少しずつ飲む事でお水を飲む量を抑える事ができます。
生理前にお水の量を調節できると、生理中に排出される尿や、便も調節され、下痢をしにくくなります。
6:生理直前から痛み止めを飲む
プロスタグランジンを抑える効果のあるイブプロフェンなどの痛み止めの薬を生理が始まる直前から飲み始めると痛みを和らげ、下痢を緩和できる事がわかっています。
生理の時の腹痛は、痛いなと思ってから飲み始めるのでは、痛み止めが効きにくく、子宮の痛みがあるという事は、腸も刺激されてしまいますので下痢も起こってしまうのです。
それを解消するためには、生理がはじまったかも!と思った瞬間から痛み止めの薬を飲む事をおすすめします。薬は、必ず使用量や、容量をを守って飲んでくださいね!
7:大豆製品を食べてホルモンを正常に戻す
生理中の腹痛の主な原因は、ホルモンバランスの乱れからくるものです。ホルモンバランスが崩れると生理痛が重くなり、それに伴って下痢もひどくなってしまうのです。
改善するためには、大豆製品を積極的に摂取する事が大切です。大豆製品には、女性ホルモンを整えてくれるイソフラボンが入っているという事は有名な話ですが、その大豆製品を生理前から意識して摂る事でホルモンバランスの乱れを最小限にとどめてくれる働きをしてくれます。
豆腐、豆乳、おから、油揚げ、納豆など大豆でできている製品は色々あります。ぜひ、食事に取り入れてみてくださいね。
生理痛に悩まされる事がなくなれば、下痢も自然に収まってくるはずです。
まとめ
生理中お腹が痛いと本当に気持ちが落ち込んで、何もしたくなくなりますよね。まずは身体を冷やさない様にして、出来る事から少しずつでも改善していきましょう。
生理中の1週間苦しんで寝込むよりも、少しでも腹痛を改善して生理中もアクティブに動ける健康的な女性を目指しましょう。
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