生理痛がひどい方にオススメ!低用量ピルの正しい使用法

低容量ピル

女性ならば誰でも生理痛に悩まされるものですよね。特にひどい時は、一日中痛みや不快さなどの体調不良で、仕事や勉強の妨げになってしまいます。

そんな生理痛がひどい方は、避妊薬として有名な低容量ピルを飲むと効果的なのをご存知でしょうか?

避妊薬のピルを飲むと、なぜひどい生理痛が軽くなるのか、紐解いてみたいと思います。

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ピルってどんなもの?

ピルは毎日服用することで妊娠したような体内環境を作るため、卵子の排卵や着床を抑制してくれます。この効果により避妊をすることができるようになるのです。

日本ではピルは医師の処方によって手に入れることができます。ただし自費診療の枠組みに入っています。妊娠を望まない女性が自ら選択して避妊することができる、数少ない方法の一つと言えます。

低用量のピルはどこが違う?

ピルは服用することによって女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量を調節し、排卵を抑制してくれます。そのため排卵の抑制だけでなく、子宮内膜も厚くならないことから生理痛も抑制してくれるのです。

低用量のピルはこのホルモンの含有量を低く抑えているのが特徴です。

高用量ピルはホルモン量が多く含まれているために、むくんだり気持ち悪くなったりといった症状が多くみられました。低用量ピルはホルモンが作用する、こうした不快な症状を極力抑えてくれます。

ピルの飲み方

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低用量ピルを飲むために必要なのは、「毎日飲み続ける」ということです。毎日必ず飲まなければならないので、忘れにくい時間を選ぶのが良いでしょう。

夜、飲みに良く機会が多い方は、夜だと忘れてしまいがちなので朝にする、朝は忙しくて飲むのを忘れてしまう方は、昼に飲むようにするなど、ご自身の生活スタイルに合わせて忘れないように摂取するようにしましょう。

またピルには「21錠タイプ」と「28錠タイプ」があります。

21錠タイプ」は21錠飲み終えた後に7日間飲むのをお休みすることができます。その間に生理が始まる仕組みになっています。

28錠タイプ」はホルモンの入っている錠剤を21日間服用し、その後7日間有効成分の入っていないプラセボと呼ばれる錠剤を服用します。プラセボを飲んでいる間に生理が始まります。

毎日飲んで服用を忘れないようにしたい人は「28錠タイプ」を選択すると良いでしょう。

低用量ピルのメリット

低用量ピルは子宮の内膜の増殖をおさえてくれる働きがあるので、子宮の収縮を促すプロスタグランジンという物質の分泌量も減らしてくれます。

このプロスタグランジンという物質が子宮の収縮を促し、生理痛を引き起こすのです。従って低用量のピルを服用することで、生理の出血量と痛みが軽減されるという訳なのです。

低用量ピルの効果は避妊と生理痛の緩和だけではありません。生理の周期が不安定で突然始まっていたり、または予定日に来なかったりしていた人の生理周期を安定させることができます。生理の周期が安定すると、様々な予定も立てやすくなりますよね。

また、子宮内膜症や卵巣がんなどの発生率も低くしてくれます。

低用量ピルの副作用

ピルを継続して飲み続けている人の中には、血栓ができてしまう人もいるようです。ピルの服用で血栓ができてしまう場合は、飲み始めて3ヶ月以内に起きる場合が多いようです。

ピルを飲み始めたときには、自分の体に異常が出ないか毎日確認して下さい。ふくらはぎや腕が腫れ始めたり、頭痛や胸などにも痛みを感じる場合はすぐに医師に相談してください。

また他にも飲み始めは頭痛や吐き気、乳房の張り、体重増加、微量の出血などがみられる場合があります。飲み続けることによってやがて改善していくものもあります。

ピルの服用は脳が妊娠していると錯覚を起こすため、吐き気やだるさというつわりに似た症状を引き起こすのです。こうした症状も身体が慣れてくると治まっていきます。

生理による不調を感じたら婦人科へ

Doctor consulting her female patient. Patient sitting at doctor office. Diagnostic, prevention of women diseases, healthcare, medical service, consultation or education, healthy lifestyle concept

産婦人科は妊婦さんだけを対象としているわけではありません。生理痛が辛いというのも立派(?)な病気なので、婦人科を受診して相談をすると良いでしょう。

これくらいの痛みで受診するなんて・・・などとは考えずに、異変や違和感、体調不良などの原因も婦人科で解消できる場合もあります。

不快なものは取り除いて快適な毎日を送りましょう。

まとめ

低用量ピルは生理痛による不快な症状を緩和してくれる効果があるのですが、お薬ですので、少なからず副作用もあります。

生理痛がひどい場合は一度婦人科を受診してピルの服用を相談してみましょう。

 

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