貧血検査の数値で分かる7つの病気と対策

貧血

疲れやすい、立ちくらみを起こしやすい、そんな症状は貧血が原因かもしれません。自己判断をせずに貧血検査を行うのがオススメです。

貧血検査の数値でわかる病気やその対策についてご紹介しますので参考にしてみて下さいね。

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 1:貧血とは

貧血というのはとても身近な言葉だと思いますが、正確にどういった状態、症状のことをさすのかご存知でしょうか。

貧血というと血が不足することのように感じますが、実際は血液中の鉄分が少なくなった状態のことをさす言葉です。

原因は様々ですが、鉄分を含む食材の摂取量不足、生理などによる鉄の排出量の増加などがあげられます。

 2:貧血検査とは

自分は貧血かも、と思っていても貧血検査を行ったことがある方は少ないかもしれません。ですが、貧血はその原因によっては治療が必要なものもあります。

気になる症状がある方は、貧血検査を受けてみるのがオススメです。

検査は腕などの静脈から血液を採取します。ヘモグロビンの濃度や赤血球の数がポイントで、男女で平均値が異なっています。これらの数値によって原因が貧血の原因が異なってきます。

 3:鉄欠乏性貧血

最もよくある貧血が、鉄不足によってヘモグロビンがつくられなくなることが原因なのが鉄欠乏性貧血です。

ヘモグロビンは体内に酸素を運ぶ役割をしていますので、ヘモグロビンがつくられなくなると、酸素の供給が上手くいかなくなり、疲れやすく、息切れをおこしやすくなります

症状が軽い方は、普段の食事の栄養バランスに気を使ったり、レバーやかつお、納豆などの鉄分を多く含む食材を意識的にとったりすることが必要です。また、ビタミン類を積極的にとることで、効果が高まるようです。

食事の改善で症状が良くならない場合や症状がひどい方は、病院で医師の指示の下治療を受けることが重要です。サプリメントなどを飲む場合にも、医師に相談するのが安心でしょう。

4:再生不良性貧血

再生不良性貧血は骨髄機能が低下することによる貧血で、その原因は先天性によるものと後天性によるものでわけられていますが、原因不明の部分も多くあります。

鉄欠乏性貧血のような、めまいや動悸などの自覚症状があり、それ以外にも皮下出血や顔面蒼白、合併症状としては糖尿病や心不全などが起こる可能性があります。

軽症の場合は自然に回復する可能性があるほか、輸血や造血などの治療を行うことによって、回復の可能性が十分ありまので、自覚症状があれば早めに病院で検査を受けることが重要でしょう。

 5:悪性貧血

これは鉄欠乏性貧血に似たもので、ビタミンB12や葉酸が不足することによって起こるものです。

症状としては舌の痛みや萎縮性胃炎などがあげられます。ビタミンB12や葉酸を補給することによって、十分治療が可能です。

不足しているものがB12なのか葉酸なのかを特定する必要がありますので、病院で検査を受けましょう。定期的に血液検査や貧血検査を受けることで、発見を早めることができます。

 6:溶血性貧血

赤血球には120日程度の寿命があるのですが、これが極度に短くなった状態のことを溶血性貧血といいます。

原因には先天性と後天性のものがあり、先天性のものは遺伝子の異常が原因とされていますが、後天性のものの原因の多くは不明です。

鉄欠乏性貧血にみられる症状に加えて、黄疸がみられるのが特徴とされています。また溶血が慢性化すると、結石が出来やすくなります。

治療法がしっかり確立されている病気ですので、症状がひどくなる前に治療を行うのが重要です。ただの貧血と油断せずに、貧血の症状がある場合は貧血検査をうけてみるのが重要でしょう。

7:二次性貧血

慢性疾患や腎疾患などを原因としておこる貧血を二次性貧血といいます。基礎疾患の多い高齢者に多い病気です。

症状は、基礎疾患の症状に加え、貧血の症状が起こるのが特徴なのですが、基礎疾患があるために、貧血の症状に気づきにくいということがあります。

基礎疾患の治療を行うことが治療の主な方法なのですが、貧血の症状から基礎疾患が発見される場合もありますので、貧血の症状を感じた時は早めに検査を行うのが重要です。

まとめ

 「貧血」は「女性ならよくある症状」と軽視してしまいがちですが、重大な病気を抱えている場合もあります。これらは貧血検査を行うことなしには見つけることが出来ません。

軽視せずに、少しでも自覚症状があるかたは貧血検査を受けてみてください。病気が見つからなくとも、予防対策と安心感を得ることが出来ますのでオススメです。

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