アトピーの塗り薬「紫雲膏」の5つの特徴と効果

紫雲膏

アトピーは皮膚に湿疹が出来る病気で、かきむしってしまうと出血とともに悪化して、強い痛みと痒みを伴います。

一度アトピー性皮膚炎になると専用の薬を使用しても簡単には治らず、良くなったり悪化したりを繰り返します。その為、長年悩んでいる方も多いようです。今回は効果が高いと言われているアトピー薬、紫雲膏についてご紹介します。

スポンサーリンク

1:紫雲膏ってどんな薬?

紫雲膏は皮膚トラブルに対応する漢方薬です。ぐじゅぐじゅとした傷以外には基本的にオールマイティーに使える薬で抗炎症作用や抗菌作用があります。

この抗炎症作用や抗菌作用を持つのが紫雲膏の原料に使われている紫根で、これによって紫雲膏は綺麗な薄紫色をしています。またベースには豚の油が使われているので独特の香りがします。

2:紫雲膏の薄紫色

前でも述べたように紫雲膏は特徴的な薄紫色をしています。この色は塗った部分にはっきりとつきます。この色が気になる方もいるかもしれませんが、一般の多くのアトピー薬のように透明ではなく色がついていることによって、つけすぎを防ぐことが出来ます。

またアトピーの薬は塗る量の調整が難しい物もありますが紫雲膏は漢方ですのでこの点も安心です。

気をつけたいのは衣服です。紫雲膏の薄紫色は塗った場所に衣服が触れると色がうつってしまいます。衣服の色や紫雲膏を塗るタイミングには注意が必要かもしれません。

3:紫雲膏のメリット

アトピー薬に多くの種類があるにもかかわらず紫雲膏を使うメリットはどういったところにあるのでしょうか。

アトピーに効果が大きいアトピー薬にはステロイドが含まれている場合が多いのですが、このステロイドは長期間使用することによって副作用が起きる可能性もあるというデメリットもあるのです。

短期間集中的に使うのにはとても効果的なのですが、乳幼児や妊娠中の方、他の薬を併用中の方にはあまりおすすめできません。

そこで代わりに使うのに効果的なのが紫雲膏なのです。紫雲膏はステロイドが入っていないのはもちろんのこと、漢方でできた薬ですので、どんな方でも、そして口内などでも使うことが出来ます。ステロイド治療が終わったあと日常的に使うアトピー薬としてもオススメできます。

4:乾燥に紫雲膏

アトピーの方の多くは乾燥肌にもお悩みではないでしょうか。乾燥肌の方は皮膚の表面が荒れていますので、汗や気温といった様々な刺激に敏感に反応し、かゆみを引き起こしてしまいます。

ここでかいてしまうとアトピーを悪化させる原因になります。そこで肌を保湿してかゆみを引き起こしにくい肌にするために、原料に保湿効果のある紫根が使われている紫雲膏がおすすめです。

また紫根には抗炎症、抗菌作用も含まれています。アトピーの部分をかきすぎて、赤くなったり傷になったりしてしまっている方も少なくはないでしょう。紫雲膏は傷部分にぬってもしみることがありませんし、小さいお子さんでも安心して使うことが出来ます。

5:継続して使うのが大切

皮膚科などで処方されるアトピー薬とは違い紫雲膏は漢方薬なので、即効性という点についてはあまり期待することが出来ないかもしれません。

しかし、紫雲膏は副作用がありませんので日常的に長期間にわたって利用することが出来ますし、再発防止にも効果があります。

あまりにもひどいアトピーの時は皮膚科で処方された塗り薬や飲み薬を利用して一気に症状を抑え、収まってから紫雲膏を使うなど、症状の程度に合わせて使い分けをするのもおすすめです。

まとめ

このように紫雲膏には様々なアトピー薬として役立つ効果があり、加えてデメリットがほとんど無いという特徴ももっています。治療中のアトピーにはもちろんのこと、治った後に予防として活用することも出来ます。

アトピー以外にも多くの皮膚トラブルに効果がありますし、顔や口内にも安心して使えますので、常備薬としてもおすすめの薬でしょう。

スポンサーリンク

こちらもおすすめ

Speak Your Mind

*