むくみの原因は病気かも?すぐにできる7つの診断法

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夕方になると足がパンパンで靴がキツイ…なんてむくみでお悩みの方は多いと思います。

しかしその原因は何かの病気のサインかもしれません!

今回はむくみに対する診断法をご紹介しますので、むくみの症状が気になる方はぜひお試しください。

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むくみのメカニズム

むくみが起こる原因として一番多いのが水分や塩分の摂りすぎです。また長時間座ったままや立ったままなどの同じ姿勢で仕事をしたり、疲労感や寝不足もむくみの原因となります。

同じ姿勢のままでいる事で血液やリンパ液など身体の中の水分の循環が悪くなり、細胞の隙間に水分が停滞してしまう事がむくみの原因なのです。

夕方になると足がむくんでいるけれど、寝たら翌朝改善されている場合は、足に溜まった余分な水分が寝ている間に元の場所に戻るからですが、この場合は一過性のむくみなので、病気とは関係がなく、マッサージやエクササイズで解消できるでしょう。

しかし、余分な水分を元に戻すために身体がいくら頑張ってもむくみが解消されない場合は、水分が皮下に溜まり、これが「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれる病気の原因となるむくみであると言えます。

この場合はそのままにしておくと後々病気の危険性が考えられるので、できれば内科を受診するのがおすすめです。

むくみのチェック項目

病院で診察が必要なむくみの症状にはどのようなものがあるか、下記のチェックリストをセルフチェックしてみてください。

・むくみが1日中持続している

・何日間もむくみが治らない

・急に体重が増加した

・尿の出がいつもより悪い

・階段や坂道で息切れがする

・顔や瞼がむくむ

夕方にむくみが激しくなり、翌朝には元に戻っている場合は心配ないと思われますが、むくみ自体が体内機能が低下していることを示すサインでもあるので、軽く考えずきちんと治しましょう。

心不全からのむくみ

心不全などの心臓障害は、むくみの原因となり得ます。夕方になると足がむくみ、だるくなったりする症状が続く場合には注意が必要でしょう。

通常心臓は体内でポンプのような役割を果たしていますが、心不全になるとその役割が正常に果たせなくなります。

心臓に血液を送る時の圧力が弱くなると、心臓から遠い箇所である脚の血行が悪くなり、その結果脚のむくみが起こります。

脚のむくみから、心不全の原因となる動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などの危険な病気が発見される事もあるので、自己症状がある場合は早めに内科を受診するようにして下さい。

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下肢動脈瘤によるむくみ

脚の静脈内には逆流を防ぐための弁がありますが、そこに何らかの障害が起こって血液が脚に溜まりやすくなるのが「下肢動脈瘤」です。

わかりやすい症状としては、脚のむくみや疲れやすくなったり、夜中に脚がつったり、脚の血管にコブのような膨らみができる場合もあります。

早急に命にかかわる病気ではありませんが、特に女性は脚の血管が皮膚に盛り上がってしまうので、見た目が気になるという深刻な問題が出てきます。

初期段階なら弾性ストッキングを着用することで改善される場合もありますが、一度血管外科を受診してみるのも良いですね。

むくみによる夜間頻尿

夜中にトイレに行きたくなって起きる事がある方は、たとえそれが1回でも夜間頻尿と言えます。原因としては様々ありますが、むくみも原因の一つとされています。

中には命にかかわる場合もあるようなので、特に毎日2回以上起きるという方は受診をお勧めします。

夜間頻尿は、昼間脚に溜まった水分が夜間に尿として身体から排出される症状です。本来ならば脚に溜まった水分は、静脈を通って心臓に戻りますが、むくみや加齢によって血流の流れが悪くなってしまうと正常に機能できません。

むくみが原因である夜間頻尿は、夕方以降のアルコールや水分を控えたり、軽い運動をして汗を流したりすることで解消できます。

肝臓と腎臓の病気によるむくみ

むくみは肝臓や腎臓の障害の原因にもなります。

血液中に含まれるたんぱく質の一種である「アルブミン」は、アミノ酸などの栄養素を運んだり、血液に水分を送り込んだり排出する時の圧力を調節する働きがあります。

そのアルブミンの量が低下する事によって、細胞間の隙間にある血液を血管に取り込む圧力が弱くなり、水分が溜まりやすくなってしまいます。

アルブミンは肝臓で合成されて腎臓でろ過されますが、アルブミンの機能が低下している場合は肝臓や腎臓にも何らかの障害がある可能性があります。

そのサインとしてむくみが表れるので、なかなかむくみが収まらない場合は「アルブミン検査」を受けて肝臓と腎臓の機能をチェックしてみましょう。

むくみ解消法

むくみを解消するには、日常生活の心がけが必要です。 まずはウォーキングや散歩など、適度な運動をすることです。

脚の筋肉が弱ってくると血流が悪くなり、むくみの直接原因となるので、よく歩く生活を心がけたいですね。階段の上り下りには脚の筋肉がよく使われるので、日ごろから階段を使うようにしましょう。

また脚の先端を動かすことでふくらはぎの筋肉も動き、血流が良くなります。デスクワークの合間にでも、かかとを上げ下げしたり、つま先を伸ばしたりするだけで変わってきますよ。

寝る前につま先から上に向かって脚をマッサージしてリンパの流れを整えて、寝る時は仰向けになった状態で布団やタオルをひざ下に入れて、脚を高くして寝ると翌朝スッキリします。

あまり高くしすぎたり、ひざが浮いていると足を痛めてしまうので、少しだけ高くする程度で十分です。

まとめ

たかがむくみとは言え侮ることはできません。そのむくみが何かの病気の原因かもしれません。

特に女性はむくみで悩んでいる方が多い傾向にありますが、もし慢性化しているなら早めに受診して根本原因を改善するようにしましょう。

また普段からむくみ解消法を取り入れて、むくみ知らずの快適な生活ができるようにしましょう。

 

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