肌トラブルの中で、年齢を問わず気にしている人が多い「毛穴のつまり」。実際に毛穴がぽつぽつと目立つようになった場合、どうお手入れすればいいのか悩みますよね?
今回は毛穴のつまりを解消する、簡単なお手入れ方法についてご紹介したいと思います!
毛穴がつまるとはどういう状態?
毛穴のつまりとは、角栓が毛穴につまっている状態のことです。
角栓とは、皮脂腺から分泌された「皮脂」や周囲の「角質」などが毛穴の中で固まったものを指します。
さらに皮脂が酸化してくると、黒く硬くなるので排出がされにくくなり、毛穴も広がる為、より目立つようになります。
毛穴のつまりの原因:乾燥
肌は乾燥すると潤いがなくなるため、乾燥している部分の皮膚が硬くなってしまいます。
皮膚が硬くなることで毛穴の伸縮力が低下し、毛穴の中につまっている汚れや余分な皮脂が排出できなくなってしまうのです。
結果どんどん毛穴の中に汚れが溜まってしまいます。
毛穴のつまりの原因:ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは肌の新陳代謝のことで肌が新しく生まれ変わることです。皮膚は大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。その表皮の一番奥にある基底層というところから皮膚は生まれ、上へ上へと押し上げられます。
それが肌の表面へと出て行き、最終的に垢や古い角質として剥がれ落ち新しい細胞へと入れ替わっていきます。この一連の流れがターンオーバー(新陳代謝)です。
ターンオーバーは28日が正常な周期とされていますが、加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによってこのターンオーバーの周期が長くなってしまいます。
そのため、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が毛穴の中に残ったままになり、日が経つにつれ頑固な角栓になるのです。
毛穴のつまりの原因:過剰な皮脂の分泌
皮脂が多く分泌されやすい肌質(オイリー肌)の方は、角栓の原因となる余分な皮脂が多いため毛穴はつまりやすくなります。
しかし、オイリー肌の方だけでなくインナードライ肌の方も注意が必要です。インナードライ肌とは肌表面は皮脂でテカテカなのにお肌には水分量が少なくお肌の内側が乾燥している状態の肌質のことです。
見た目はオイリー肌なので、乾燥している事に気づかず、保湿を避けてしまいます。常に乾燥しないようにと皮脂が過剰に分泌されるため、いつまでもオイリーが続くという悪循環を招いてしまうのです。
毛穴のつまりの原因:メイク汚れ
疲れてメイクを落とさずに寝たり、簡単にメイク落としをするだけだとメイク汚れが皮膚に残ってしまいます。
残ったメイク汚れが毛穴に残ったままとなり、角栓となってしまいます。
毛穴のつまりのお手入れ方法:クレンジングや洗顔をしっかり行う
まず1番大切なのはクレンジング&洗顔をしっかり行うということです。これらを怠ると肌に汚れが残ってしまうため、化粧水や美容液を使用しても浸透も効果も半減してしまうでしょう。
クレンジングを行う前に蒸しタオルを顔にのせることで毛穴を広げることができ、毛穴につまった汚れをちゃんと落とすことができるのでおススメです。
ご家庭でもタオルを軽くぬらし、電子レンジで1~2分ほど温めれば蒸しタオルができます。
また、クレンジングや洗顔をする際、以下のような注意点があります。
・クレンジング、洗顔の前に手を洗う
汚れた手で顔を洗うと雑菌が顔全体に広がり、結果肌荒れを起こす場合があります。また泡立ちが悪くなったりそれぞれの役割をしっかり果たせなくなってしまいます。
・使用量を守る
多すぎると肌に残ってしまったり、逆に少なすぎると汚れを落としきれない場合があります。必ず記載されている量をチェックしてから使うようにしましょう。
・ゴシゴシ強く洗わない
強く力を入れて洗うと肌への刺激となり、乾燥や赤みなどの原因を招くことがあります。優しく洗うように心がけましょう。
・ぬるま湯ですすぐ
熱いお湯で洗い流すと必要以上に水分や油分を洗い流してしまうことになります。冷水も肌を急激に冷やし赤ら顔の原因になるので避けるようにしましょう。
30~32度ほどのぬるま湯で洗い流すのがベストです。
ぬるぬるしているところが無い様にしっかり洗い流しましょう。
毛穴のつまりのお手入れ方法:ピーリング剤の使用
ケミカルピーリングとは、薬剤を使って肌に残っている古い角質をとる方法です。ケミカルピーリングを適度に行うことでターンオーバーを促し、正常な状態へ戻すことができます。
ただし頻繁に行いすぎると肌の免疫が下がってしまい、乾燥や肌荒れを引き起こすこともあるので注意してください。
使用するピーリング剤によっても違いはありますが、1週間に1度ほどを目安にして使用するようにしましょう。
また、生理中など、肌が敏感な時期は使用を避けましょう。
NGな毛穴のケア方法
爪や器具を使って毛穴を押して角栓を取り出そうとしたり、毛穴パックを使用するのはおすすめできません。無理やり角栓を取り出すことになるため、肌を傷つけたり毛穴の開きを招いてしまいます。やるほど毛穴も大きくなってしまうため、絶対にしないようにしてください。
また、毛穴ケアとしてクレンジングオイルで肌のマッサージをするというものがあります。毛穴のつまりには皮脂も混じっているためオイルでマッサージすることで硬くなっていた角栓を柔らかくすることはできますが、つまっているものがきれいに取れるのとは違います。
長時間クレンジングを行うと肌の水分量が減ってしまうため、この方法を行う場合は注意が必要です。
まとめ
毛穴のつまりを放っておくと大人にきびの原因になったり、シミのもとになってしまう場合があります。皮脂をつまらせない為にもクレンジングや洗顔などの日々のお手入れをしっかり行うことが大切になります。
ひどい肌トラブルにならないためにも毛穴が気になっている方は日々のお手入れから見直してみましょう。
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