妊婦さんの足のむくみの原因と7つの改善法

妊婦さんなら一度は経験したことある妊娠中のむくみ。とくに足のむくみはなりやすく、大きくなったお腹が圧迫して四肢がつまりやすくなるのが原因です。

原因を追究して、改善できるものはなるべく改善して、体を楽にしてあげましょう。



1:妊娠中のむくみとは?

むくみというのは、血液中の余分な水分が血管やリンパ管からあふれて流れず溜まってしまっている状態のことを言います。

とくに妊娠中というのはおなかの赤ちゃんに血液を栄養として送らなければいけないため

通常より血液量が多く、とくに血漿という水分が多くなります。つまり水分量が多いため全身むくみになりやすいのです。

そして赤ちゃんがおおきくなるにつれて、お腹が重くなることで、太ももの付け根にある大きなリンパ節を圧迫し、血流の流れが悪くなってしまうためとくに足のむくみが現れやすくなっているのです。

2:妊娠中むくみの原因

さきほども述べたように妊娠していることで体内の水分バランスが崩れることから妊娠中はむくみになりやすいのですが、生活スタイルによってもむくみが現れやすくなっています。

運動を制限される機会も多い妊婦生活。筋肉が動くことでポンプの役割をしているため、体を適度に動かさないと水分が一部の箇所にたまりやすくむくみの原因となります。

それと同様に「同じ姿勢」でいることも原因になります。座りっぱなしやたちっぱなしといった、筋肉を同じ部分しか使わない、かつ重力の関係で特に手足のむくみの原因なります。

末端がむくむということはその部分に水分が溜まっているということ。そのため冷えやすくなります。冷えるということもむくみを悪化させる原因なのです。

そして食生活。塩分の過剰摂取や食のバランスによっても左右されます。もちろんストレスや不規則な生活を送ることで自律神経のバランスが崩れ、結果むくみの原因になることもあります。

また、寝不足はご法度。メリハリをつけて夜は早めに眠りましょう。正しい睡眠をとることで疲労やストレスはリセットされます。睡眠不足はホルモンバランスが乱れ体調を崩してしまうことも。

出産後は赤ちゃん中心の生活が始まり、生活リズムが狂って疲れが溜まりやすくなります。妊娠中はなるべく疲れをためない生活をしてあげることも大事です。

3:むくみの解消方法

では妊娠中の不快なむくみを解消する方法はどのようなものがあるのでしょうか。

■あたためる

むくみの大敵は「冷え」です。むくんでいる部分はただでさえ水分がつまっているので冷えています。冷えていると血管も狭くなり流れるものも流れていきません。むくんでいる部分を局所的に暖めましょう。

レッグウォーマーやアームウォーマーなど、部分的に温められるものがオススメです。夏場でも冷房環境のもと末端は冷えやすくなっているので足首・手首などむくみが出やすいところを局所的にあたためてあげてください。

■むくみ解消靴下

座り仕事やたち仕事が多い方にはむくみ解消専用の靴下をはくとよいです。リンパの流れにそって圧力をかえてあるため、履いていることでリンパの流れを解消してくれます。

ふくらはぎまでのものだったり太ももまでカバーするものもあったりと種類も豊富です。

■ウォーキング

体調のよいときにはできるだけ体をうごかしましょう。筋肉を動かしてあげることで全身の血流の流れがよくなりむくみの解消につながります。

とくに足のむくみには効果的です。足腰に負担がかかるので動きたくない気持ちもありますが、体を動かしておく、足腰の筋力をつけておくことで出産がとても楽になりますよ。

■ストレッチ・ヨガ

ウォーキングができないときは体を気持ちよく伸ばしてあげましょう。とくに呼吸法を大事にするヨガはリラックス効果も高く、全身の筋肉を伸ばしてくれるため血流の改善にとてもよいです。

マタニティーヨガのようにおなかに負担をかけずに体を伸ばしていく方法もあります。とくに冷え性の改善にもオススメです。

■半身浴

時間のあるときは半身浴をして体を温めてあげましょう。お気に入りの漫画や雑誌を持ち込んで楽しくゆっくり入りましょう。

好きな香りの入浴剤を入れてアロマタイムを楽しんでみてもいいですね。汗として余分な流し、末端のひえを改善させむくみの解消につながりますし、浮力で足腰に負担をかけないためおなかにも負担はかかりません。

■リンパマッサージ

むくんでいる部分の余分な水分をマッサージをしてリンパに戻してあげましょう。流す方向は心臓に向けて流します。先へ先へと流すのではなく、心臓の方向へ戻してあげます。

足のむくみであれば足元から太ももの方向へ流します。肌に負担をかけないようにオイルやマッサージクリームを塗って行ってください。痛きもちいいくらいの力強さで行うと効果的です。

■食生活の見直し

むくみにいいとされる食材はカリウムやマグネシウムが多く入っている食材です。余分な水分を排出してくれる効果が期待できます。

・バナナやりんごやレタスやきゅうりやトマトなどの夏野菜。

・大豆や海藻類など

塩分や油が多いものをとるとそれだけ流すために水分が必要になり結果むくみの原因になります。味の濃いものは控えることは必須です。

今のうちに食生活を改善しておくと、出産後の乳腺炎などの乳トラブル予防にもなり、オススメですよ。

まとめ

妊婦 足むくみ

妊娠中はちょっとした変化に敏感になり、いつもはそんなにむくまないのに気になってしまうこともあります。そのため少しのことは気にしないことも大切です。

疲労がたまっているとむくみを感じやすくなります。疲れているとき、眠いときはしっかり休息をとりましょう。足をたかくして横になるだけでも効果的ですよ。

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