普段きちんとお手入れしているつもりでも、気が付くとできている、枝毛・切れ毛。キレイなロングヘアを目指して伸ばしていても、枝毛のせいで泣く泣くカットしてしまう……なんてこと、ありますよね。
でも、どうして枝毛や切れ毛ができるか知っている人は、意外に少ないもの。その原因を知れば、解決方法が見えてきますよ!
1 枝毛・切れ毛の原因はズバリ「乾燥」だった!潤いキープで美髪を目指そう。
髪の表面はキューティクルによって覆われています。このキューティクルがはがれてきてしまうと、中の水分やアミノ酸などの栄養が抜けてパサパサになり、切れたり毛先が分かれてしまうんです。これが切れ毛や枝毛の原因です。
キューティクルがはがれる原因の1つが、ズバリ乾燥。
髪に潤いを与えてあげることで、枝毛や切れ毛を防ぐことができます。
たとえば、髪を乾かしっぱなしにせずに、洗い流さないトリートメントを使ったり、日中はヘアクリームなどのスタイリング剤を使ったりすることで、ある程度の乾燥を防ぐことができます。また、帽子をかぶるのも効果的です。
また、特に乾燥しがちな冬場は、加湿器をつけるのも良いでしょう。
意外に見落としがちなのが、夏場や冬場のエアコンの風です。直接風が髪に当たると乾燥が進んでしまいがちですので、できれば風の当たらない場所で過ごすようにしましょう。
2 タオルドライでゴシゴシしない!
髪を洗った後、いつもどうやって乾かしていますか?
ある程度タオルドライをしてからドライヤーでしっかり乾かす、という人も多いのではないでしょうか。でもちょっと待って。タオルでゴシゴシこすると、
枝毛や切れ毛を引き起こす原因になっているかも!?
濡れてキューティクルが開いた髪を、そのままゴシゴシとこすり合わせると、キューティクルがどんどん剥がれてしまいます。なるべく摩擦の少ないように、タオルドライは優しくそっと、が基本です。
タオルで髪をそっと挟み込むようにして、水気を取りましょう。
3 ドライヤーのかけすぎに注意!
髪はしっかり乾かさないと、寝ぐせがついたり傷んだりしやすいですよね。
でも、完全に乾くまでドライヤーを当てると、熱のダメージで切れ毛や枝毛の原因になることがあるんです。
髪の栄養の主成分は、たんぱく質です。たんぱく質は熱に弱く、ドライヤーの温風でもダメージを受けることがあるんです。
ドライヤーを当てているとき、熱いと感じたことはありませんか?
その時点で、もうすでに髪にとっては「熱すぎ」な温度です。
あまり髪に近付けないように、髪をヤケドさせないようにするのがポイント。
ドライヤーは弱設定で、低温・短時間で仕上げるものと心得ましょう。
4 キレイな髪は健康な食生活から!美髪に良い食べ物とは?
普段何げなく食べている物の中で、実は美髪効果のある食べ物があるってご存知ですか?よく、ひじきや昆布などの海藻を食べると髪が濃くなる、なんて話を聞きますが、それ以外にも髪に良い食べ物があるんです。
髪の主成分はケラチンというたんぱく質ですので、良質なたんぱく質を摂ることで、美しい髪が作られます。魚や肉、卵などの動物性たんぱく質のほか、豆類などの植物性たんぱく質を上手に取り入れることが、美髪をつくる第一歩です。
せっかく食べたたんぱく質。きちんと吸収されないまま体外へ出て行ってしまっては、意味がありませんよね。
たんぱく質を体の中で吸収されやすいアミノ酸にするためには、ビタミンB群の働きが欠かせません。特に、ビタミンB6の働きが重要とされており、マグロやレバー、じゃがいもなどを食べると良いでしょう。
また、体の中でたんぱく質を合成するビタミンCも大事な栄養素です。
ビタミンC自体は体内で生成することができませんので、積極的に食事で取り入れるようにしましょう。いちごやかんきつ系のフルーツのほか、ブロッコリーなどの野菜にも豊富に含まれています。
このような栄養素を効果的に取り入れることで、美髪を手に入れることができるのです。ただし、偏った食生活はやはりNG。健康な体でなくては健康な髪は生まれません。これらの栄養素を意識しながら、バランス良く食べるのが良いでしょう。
まとめ
枝毛・切れ毛のない美髪を手に入れるためには、髪の潤いをキープすることが重要です。また、髪の乾かし方にも気をつけましょう。そして、毎日の食生活を少しだけ見直してみるのも効果的と言えそうです。
髪の毛はお肌とは違い、1度ダメージを受けてしまうと修復することはできません。もし、気をつけていてもできてしまった切れ毛・枝毛は、毛先の傷んだ部分をカットして伸ばしていくのがよいでしょう。
その際、なるべく断面が小さくなるように、直角にハサミを入れてカットすると、キレイに伸ばすことができますよ。
切れ毛・枝毛のない髪を手に入れて、女子力をアップさせましょう!