毎月の生理痛に苦しみ、悩まれている方も多いと思いますが、実は薬に頼らず飲み物で和らげる方法もあるのです。
今回は生理痛を和らげる効果のある飲み物をご紹介したいと思いますので、是非参考にして試してみて下さいね。
1:生理痛のメカニズム
女性の身体は女性ホルモンによって支配され、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという二つのホルモンの影響を毎日受けています。これは女性である以上仕方がない事でもあります。
卵胞ホルモン
柔らかくて丸みのある胸を作ったり三日月のように細くて長い爪を作ったりというような、女性らしさを作ってくれています。
黄体ホルモン
妊娠や出産をする為のホルモンです。
この二つのホルモンのバランスが崩れる事によって生理痛起こるのです。通常は二つのバランスが良いので問題ありませんが、生理がくる頃になると、卵胞ホルモンの分泌量が極端に変化して腰痛や冷えが激しくなるというメカニズムになっています。
2:豆乳
豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをしてくれるので、生理痛を和らげる効果があります。
ただし飲みすぎるとエストロゲンが増えすぎてしまって、逆に生理痛の原因にもなってしまうので飲みすぎない様に気を付けましょう。
即効性は期待できませんが、豆乳を習慣的に飲み始めたら段々生理痛が軽くなってきたという方が多いようです。もちろん冷たいままでも、何かを混ぜても構いませんが、生理痛の時に飲むなら、身体を冷やさない為にも温めて飲むのがおすすめです。
3:ココア
ココアには、血行を良くしてくれる「マグネシウム」体内の塩分を排出する「カリウム」貧血に効く「鉄分」などの女性に優しい成分が含まれています。イライラを抑えてくれる効果もあるので、生理中の時には特におすすめです。
しかし、コーヒーの50分の1程度ですが、身体を冷やすと言われているカフェインが含まれるので、気になる方は避けた方が良いでしょう。
純ココア(ココアパウダー)にはカフェインが含まれますが、調整ココア(インスタントココア)には含まれていないモノもあります。
実はショウガよりもココアの方が冷えを解消するには効果的。特に手足の先端の血液循環を改善してくれる効果があり、生理痛の原因でもある冷え性改善にも効果的です。
4:ハーブティー
ハーブの中には、冷え改善や生理痛を和らげるなどの女性に優しい効能がある種類があります。カモミールやラズベリーリーフ、セントジョーンズワート、レディースマントルなどが代表的です。
これらのハーブ1種類のハーブティーでも良いですし、女性向けの効能があるハーブを何種類かブレンドしたハーブティーでも効果はあります。
特にカモミールは鎮静作用があると言われていて、生理痛の痛みの原因となっている血液の流れを良くする効果があるのでおすすめです。家庭でも簡単に栽培できるので、自家製のハーブティーでリラックスしながら生理痛を和らげる事もできますよ。
5:しょうが紅茶
紅茶には身体を冷やすカフェインが入っているので、生理中は控えた方が良いという意見もありますが、カフェインの効果を半減させる「カテキン」という成分も含まれているので、飲み過ぎなければ大丈夫でしょう。
ただし、不安は生理痛の原因にもなるので、不安に思っている方は飲まない様にして下さい。
そして、ショウガには身体を温める作用があります。生のショウガを細かく刻んだりすったり、チューブからでも良いので暖かい紅茶に入れて飲めば身体がポカポカします。
ショウガが苦手な方は、ミルクティーやハチミツを加えると、飲みやすくなります。
6:避けた方が良い飲み物
炭酸飲料やジュースなど、糖分が沢山含まれる飲み物、カフェインは身体を冷やすので避けましょう。
無糖の炭酸水なら血行を良くしてくれるので大丈夫ですが、生理痛を和らげるには基本的に冷たい飲み物とお砂糖の含まれたものは極力避けましょう。
まとめ
忙しい時はついついコンビニのペットボトルの飲み物で済ませてしまう方も多いでしょうが、生理痛を和らげるにはやはり温かい飲み物です。家に帰ったら一息ついて温かい飲み物を飲むようにしましょう。
多少カフェインが含まれている飲み物でも、温かくて自分が美味しいと思う飲み物をリラックスして飲む事が、精神的にも生理痛を和らげる一番の方法です。
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