本来なら整肌作用のある化粧品でもかぶれてしまったり、ちょっとした刺激で炎症したり、敏感肌で何かとトラブルが絶えない肌…。化粧品選びには慎重になりますよね。敏感肌で注目すべきポイントは成分が肌に優しく負担の無いということです。今回はファンデーションに着目し、敏感肌でも安心して使用するための選び方のコツをご紹介いたします。
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１ 界面活性剤不使用や少ないものを選ぶ
界面活性剤は肌に負担を与えるものです。界面活性剤とは油と水を混ぜ合わせる成分であり、一般的には洗浄剤で幅広く使われています。そして化粧品、シャンプー、リンスなどでも使われているのです。ファンデーションの中にも入っており、クレンジングせずに寝てしまったり、つけている時間が長かったりすると、バリア機能で大切な役割をする皮脂や細胞間物質を落としてしまいます。お肌の免疫力が低下し、顔料、保存料、防腐剤などの異物が肌に侵入し、くすんだり、肌荒れを起こしたりする原因になります。敏感肌の方は界面活性剤の入っていないものや少ないもの、または天然由来のものを選ぶといいでしょう。ファンデーションをしっかり落とすことも大切です。
２ 防腐剤に注意して選ぶ
化粧品は日持ちするように、防腐剤や殺菌剤が入っています。特に肌への直接影響は少ないそうですが、防腐剤の利用が多いものはお肌をカバーするファンデーション本来の目的がいかされているのか考えものです。余分な成分を顔につけてしまうことになるので敏感肌の方は注意が必要です。成分の表示は多いもの順に記入されています。パラベンやフェノキシエタノールは代表的な防腐剤ですが 上位に書かれているとしたなら、ずいぶん防腐剤を入れていることになります。なるべく少なく配合されているものや植物性の防腐作用を利用しているものを選びましょう。
３ 紫外線をブロックしてくれるものを選ぶ
紫外線対策の化粧品には、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぐ紫外線吸収剤と物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させる紫外線散乱剤があります。紫外線吸収剤の代表的なパラアミノ安息香酸エステルやオキシベンソンなどはアレルギーを起こしやすいことが報告されています。紫外線散乱剤（酸化チタン、酸化亜鉛など）の方がアレルギーの心配も少ないそうです。最近のファンデーションは紫外線散乱剤を利用しているものもありますので敏感肌の方にはおすすめです。
４ 石けんで落とせるファンデーションを選ぶ
ファンデーションは肌の凹凸をフラットにしてくれたり、シミや色むら、ニキビ跡などをカバーしてくれたりしますが、合成界面活性剤、防腐剤など肌にとっては負担になる成分が配合されています。さらにそれを落とすクレンジングは肌を傷める原因になります。クレンジング剤の主な成分は、油分と界面活性剤です。油分がメイクアップ料を肌から浮かせ、肌から浮いた汚れを洗い流すために、界面活性剤が油分と水をなじませます。メイクを落とすためには界面活性剤を利用するのが一般的ですが、肌への刺激が強く肌のバリア機能を低下させうるおいを奪うので敏感肌の方はなるべく避けたいものです。そこで利用したいのが油分や添加物、化学物質を含んでおらず、つけたまま寝てもOK！といわれているようなミネラルファンデーションがおすすめです。カバー力がいまいちと感じることもあるようですが、最近ではずいぶん改善されているようです。
５ 天然成分のパウダーファンデーションを選ぶ
敏感肌におすすめのパウダーファンデーションは、原材料が天然由来の成分を使っているものです。天然鉱物のマイカとかシリカとかからできているものはノンケミカル、オイルフリーなどのもので低刺激となります。最近では、リキッドやクリームファンデーションでも刺激の少ないものもありますが、防腐剤や界面活性剤が使われている場合が多いので、敏感肌の場合だと影響を受ける場合があるので注意しましょう。パウダーファンデーションは白粉がほとんどで添加物が少ないので比較的、刺激が少ないものが多いです。パウダーファンデーションを塗るときは、ブラシやスポンジで塗る際に力を加えずに、肌の上を滑らせるようにして塗ると、肌への刺激を抑えられます。
まとめ
敏感肌の方はファンデーションの使用もためらいがちになりますが、何も使用しないと紫外線や空気の乾燥などにより、かえって肌がダメージを受けることになります。敏感肌であっても素肌をきれいに見せるきめ細かな仕上がりやシミそばかすなどのカバー力のあるファンデーションに期待がふくらみます。今回の選び方のコツを参考にご自身に合うファンデーションをみつけ、女子力アップにぜひ活躍させてください。
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