しみ・しわ・ニキビなど肌トラブルを劇的に改善すると言われるトレチノイン治療法。しかし効果の強い薬だからこそ、デメリットや注意点が気になりますよね。
お肌のことですから、不安要素はなくしてからしみ、しわ、ニキビの治療に臨みたいと思うのは当然です。今回はトレチノイン治療法の6つの注意点をご紹介したいと思います。
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1:保湿
トレチノイン治療法では角質を剥がす効果がありますので、皮膚が非常に無防備な状態になります。肌を守るバリアがない状態なので、いつも以上に肌の保湿には気を遣うようにしましょう。
肌のバリアが無い状態だと、いつも以上に肌の水分量が抜けていくのが早くなります。こまめに保湿してあげるとより良いでしょう。保湿を怠るとしわの原因にもなりかねませんので注意してください。
治療後は皮膚が赤くなり、剥けてくるなどの症状が起こりますがそれはこの治療法では必ず起こることですので、低刺激の化粧水や保水液などを使用して、お肌を守ることを心掛けましょう。
2:紫外線対策
先ほどお話したように治療をおこなった後は肌が非常に無防備な状態ですので、紫外線対策もいつも以上に気を遣ってほしいと思います。
ここで紫外線対策を怠ると、せっかく治療した肌に再びダメージが蓄積されしみの原因になってしまいます。
しみの治療としてトレチノイン治療法をおこなった場合は、ハイドロキノン軟膏を併用するかと思いますが、これには漂白剤の役割があり、トレチノイン治療法と併用することによって新しいメラニンの生成を抑えしみが再発するのを防ぎます。
3:避妊
トレチノインで治療をしている最中は避妊を必ずするようにしてください。動物実験をした際にトレチノインを大量投与すると奇形が生ずることが確認されています。
外用での使用で奇形が確認されることはありませんでしたが、念のため避妊をすることをお勧めします。
赤ちゃんへの影響が懸念されるだけでなく、女性の体は妊娠するとホルモンのバランスが大きく変わります。ホルモンバランスはお肌の調子にも変化をもたらしますし、なるべくホルモンバランスが安定した状態で治療を進めた方が安心です。妊娠していなくても、月経前などはホルモンバランスが乱れ肌の調子が悪くなる時もありますので、ひどい場合は担当医に相談してみてください。
治療をしている際は自分のお肌と向き合う事のみに集中すると良いかもしれません。
4:洗顔方法
皮膚が非常にもろい状態になっているというのは、もうお分かりだと思います。洗顔時にもごしごしこすらないように注意が必要です。
自然にはがれてくる角質は問題ありませんが、ごしごしこすったことにより皮膚が剥がれてしまうとそこから炎症を起こしてしまったり、再生したばかりの新しい皮膚に傷がついたりと大変危険です。
洗顔時ももちろんですが、洗顔した後に顔を拭くときにも注意しましょう。しみやしわを消して産まれたての肌になるのですから、赤ちゃんの肌に触るような気持ちでお肌をいたわってあげましょう。
5:肌の摩擦に注意
洗顔後のタオルでふき取る際に注意してほしいと前述しましたが、日常生活していて肌への摩擦を受ける場面は他にもあります。
顔をこする癖のある人はもちろん気を付けていただきたいのですが、一番怖いのが就寝時です。就寝時に無意識に布団に肌をこすりつけて流血してしまったなどの体験談もあります。
肌に優しい素材の寝具を使ったり、枕カバーは常に清潔なものにしておくなどの配慮も必要です。
6:治療を自己判断でやめない
トレチノイン治療法をおこなった際の副作用として出てしまうのが、肌の赤味やひりつき、つっぱり感などです。個人差がありますが、痛みがひどい人や肌の剥け方がひどい人などは治療を途中でやめてしまうことがあるそうです。
自己判断で治療を中止すると、炎症していた部分が色素沈着をおこし、しみになってしまったり、つっぱっていた部分がしわになってしまったりとせっかく治療した部分が水の泡になってしまう場合があります。
症状がひどく治療をやめたい場合は必ず担当医に相談してからにしましょう。自己判断は危険です。
まとめ
女性にとってはいつまでも年齢を感じさせないきれいな肌を保っていきたいもの。そんな願望を叶える大きな手助けをしてくれるトレチノインですが、やはり大きな成果を手に入れる為には多少の苦労は仕方がないようです。
こまめに保湿したり、痛みに耐えたり大変なこともありますがこれを乗り越えればきれいなお肌に出会えるでしょう。6つの点に気を付けて乗り越えていきましょう。
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