半日断食は断食の中で一番簡単な方法といわれております。普段の生活を送りながら安全に行え、効果もあります。半日断食といってもはっきりとしたやり方がわからず、むやみに行うと効果が発揮できないので、今回はそんな方のために最低限守らなければいけない決まり事をあげながら半日断食のコツについて紹介していきます。
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1 朝食を抜くルール
食べたものは体内に摂りこんで栄養素としてそれぞれの役割をはたしますが、消化吸収して排泄し終えるまでに約18時間かかるといわれております。通常の食事では十分な時間が空かないので、内臓は24時間常に活動し続けていることになります。そこで夕食から昼食まで18時間以上の間隔をあけ、内臓を休ませてあげるのです。前日6時半頃に夕食をとれれば、翌日の12時半頃が次の食事時間になります。
2 間食や夜食はNG!
半日断食すると、空腹感が強くなり間食や夜食に、菓子類や軽食を摂りたくなりますが、食べてしまうと、胃腸は休むことができなくなるため厳禁です。夜食をとってしまえば1日3食になってしまいます。間食や夜食の習慣がある人は半日断食を始める前に、それらの習慣をやめることから始めたほうが効率的です。
3 水分はしっかり摂りましょう。
1日に体の水分は、尿から約1,000~1,500ml、便から約900ml、生理的に失われるものが約100mlで合計すると2,000~2,500mlもの水分が失われています。食事から摂取する水分は約1,000ml、体内での代謝水が約200mlですが、食事の水分が断食により減るので、1日に摂取したい水分量としては、合計1,500ml~2,000ml を摂るように心がけましょう。朝食は抜いても午前中に水分は約500ml摂りましょう。
4 腹八分の食事量を守る
半日断食を行なうと1日2食になります。朝食を抜いたからといって、その反動で昼と夜の食事を食べ過ぎないように注意しましょう。午前中断食しているのでいきなりたくさん食べてしまうと胃がびっくりしてしまいます。断食直後の昼食はなるべく少ない方がよく、ゆっくりよく噛んで食べましょう。夕食は基本的に以前と同じ量を食べてかまわないですが、食べ過ぎには注意し腹八分目を心がけていきます。
5 半日断食の空腹感をのりきる工夫
朝食抜きがつらいなら、まずは朝食の量を減らすことから始めてみましょう。最初は朝食を抜かず、その代わり食べる量を徐々に減らしてゆきます。慣れてきたら朝食に生野菜ジュースを飲むようにして、さらに慣れたらこれもやめるなど、段階的にすすめていくのがオススメです。固形物ではなく、液状の野菜ジュースは胃腸に負担をかけずに必要な栄養も体に取り込むことが出来ます。
6 食べ過ぎ防止の工夫
昼食や夕食にどうしても食べ過ぎてしまうのであれば、昼食の直前にリンゴ半分やみかん1個など果物を摂ることで果物に含まれる水分と糖分が、空腹感を満たしてくれます。また、食事の30分前に野菜ジュースをコップ1杯程度飲んでもいいでしょう。空腹が満たされ食べ過ぎを防ぐことができます。
7 半日断食の期間
半日断食は毎日の習慣にしている人も多いそうです。簡単な断食方法ですが、 始めての人は、無理をせず週に1回くらいのペースで始めてみるのがいいでしょう。週に1度でも半日断食をおこなえば、内蔵はずいぶんと休まり、機能が回復します。そして空腹のあいだに体は余分な脂肪をどんどん燃やすので、ダイエット効果があがります。1年くらい続けると体の調子が良くなった、体重が落ちたなど著明に効果が実感できるようです。
8 慣れてきたら食事内容に配慮する
体重を減らす目的だけであれば、昼食と夕食の内容は以前のままで大丈夫ですが、せっかく続けていくなら健康効果も高めたいですね。1日2食生活に慣れてきた頃に食事の内容を見直してみましょう。理想的な半日断食のメニューは玄米菜食です。玄米を主食とし、肉、卵、乳製品、油は極力控える、海草類、キノコ類、野菜を積極的に摂るようにする、動物性食品を摂る場合は小魚を食べるようにするといいそうです。意識してみましょう。お肉を避けたい理由は肉類に含まれる脂肪分は、腸内を腐敗させ、食物繊維が入ってないので、腸内で滞留しやすく、便秘の原因になりやすいからです。
まとめ
いかがでしょうか?半日断食についてお分りいただけたでしょうか?この方法ならば思っていたよりも簡単にできそうと感じられた方もいらっしゃることでしょう。まずは無理せずに週に1回のペースですすめていくことをオススメします。慣れるまでは空腹感がきついことがあるかと思いますが、難しいことは考えなくてもここにあげた8つのコツを意識して行ってみましょう。
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