20代の頃はすぐ戻った体重も、30歳を過ぎると痩せにくくなります。実はダイエット失敗の原因のひとつに、自律神経の乱れが関係しています。
どうして30歳を過ぎると自律神経のケアが大切なのでしょうか?7つのポイントをご紹介します。
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1:自律神経の働きは30歳を過ぎると悪くなる!
30歳になるころの女性は、仕事で責任あるポジションに就いたり、転職や転勤、結婚や出産・育児をしたりなど、様々な変化を経験します。こうした強いストレスにさらされると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は私たちの意思とは無関係に働くもので、心臓の拍動や体温の調節など、生きる上で欠かせない役割を担っています。
自律神経は二つの相反する神経から成り立っています。
昼間に活発に働く交感神経
交感神経が優位になるとアクティブになります。
緊張やストレスを感じるときにも交感神経が機能しています。
リラックスしたときに働く副交感神経
特に夜や就寝時に優位になります。
この二つのバランスは1.5対1くらいが理想ですが、現代社会では交感神経が優位になりすぎ、5対1という人もたくさんいます。また、加齢により副交感神経の働きが悪くなってしまうため、ケアが必要になります。
2:エネルギー消費量が低下する
交感神経が活発になると脂肪燃焼が行われ、副交感神経が活発になるとエネルギーを蓄積しやすくなります。
昼間は交感神経がきちんと働いて、体温を上げたり血流をアップさせたりなど、脂肪がきちんと分解されると期待したいのですが、脳にストレスが溜まってしまうとそうはいきません。
ストレスは自律神経を乱し、交感神経の働きが悪くなり、脂肪を燃焼する体の働きを鈍くしてしまいます。どんなに食事や運動に気を付けても、これではダイエットは成功しません。
ただでさえ、加齢によって基礎代謝は低下するので、自律神経の乱れによるダブルパンチは防ぎたいですね。
3:むくみと冷え性で、セルライトが溜まる!
自律神経は免疫力や代謝にも関係しています。体の調子を整える働きの中で、水分や体温の調整は大事な役割のひとつです。老廃物が体内に蓄積され、余分な水分がうまく排せつされないと、むくみを引き起こします。
また、交感神経・副交感神経のどちらか一方が働きすぎても体温調節がうまくできず、冷え性につながります。
むくみや冷えはセルライトの原因になるため、女性には頭が痛い問題ですね。
4:食欲がコントロールできない!
ストレスを感じると暴飲暴食に走ることはありませんか?食欲にも自律神経が関係しています。
体のエネルギーが不足すると空腹中枢(副交感神経)が働き、お腹がいっぱいになると満腹中枢(交感神経)が働きます。
脳と自律神経が正常に働いていれば過食を防ぐことができますが、自律神経が乱れていると、食べても食べても満足感が得られません。食べ過ぎは当然、肥満につながります。
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