生理痛のひどい時は、痛み止めを使って早く直してしまいたいものですよね。
そこで大活躍なのが、生理痛の鎮痛剤として有名なロキソニン。元々は医師に処方されていた薬が、今は店頭で気軽に購入できるので効果も高く愛用者も増えています。
しかし、中にはこの薬が効かない人がいるようです。ロキソニン以外の薬でも、生理痛に効果のあるお薬をご紹介していきます。
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ロキソニンとはどういう薬か
ロキソニンは解熱鎮痛剤に分類され、例えば高熱の時に関節の痛みを軽減したりする作用に優れている当薬です。
ロキソニンの効果効能に生理痛とも書かれているので、生理痛に効果がないというわけではありません。事実、ロキソニンで生理痛を抑えているという方も多くみられます。
しかし、ロキソニンの解熱鎮痛効果は体内の温度を下げる効果なので、生理の時に飲んでしまうと臓器を冷やしてしまうことになります。痛みは抑えても、臓器に負担をかけてしまう場合があるのです。
ロキソニンが効かない理由
ロキソニンの効果効能には「生理痛」と書かれていますが、中にはロキソニンを飲んでも生理痛が治まらないという人がいます。そういう人はもしかしたら月経困難症かもしれません。
月経困難症の人は通常の月経と比べて日常生活に支障を来すほどの症状に見舞われます。腹痛はもちろんのこと、頭痛や吐き気など、ひどくなるとずっと寝ていなければならないほどの人もいます。
こういう人の症状においてはロキソニンの効果がないのではなく、ロキソニンが効かないほどの痛さであるといえます。
子宮内膜症などほかの病気の可能性もあるので、婦人科での診断をおススメします。
生理痛の鎮痛剤の主な成分
生理痛の時に有効な鎮痛剤成分にはいくつかの種類があります。自分に合った鎮痛剤を選ぶためには、どの成分が適しているのか知っておくと良いでしょう。
イブプロフェン:生理痛の原因と言われているプロスタグランジンという物質の過剰分泌を抑えて、生理痛の痛みを緩和させてくれます。成分が子宮に移行しやすく、生理痛に効果があるといわれています。15歳未満の方が使用できる市販薬はありません。
アセトアミノフェン:イブプロフェンと同様にプロスタグランジンの過剰分泌を抑えてくれます。しかし、こちらは15歳未満の方が使用できる市販薬も販売されています。
催眠鎮痛成分:痛みがあると人の体は部分的に緊張して筋肉がこわばったりしてしまいます。それを緩めるために配合されている成分です。
カフェイン:鎮痛剤によっては、飲んだ後に眠気を誘発するものがあります。それを抑制するためにカフェインが含まれているものがあります。集中力の低下防止のために配合されている場合もあります。
ロキソニン以外の鎮痛剤
ロキソニン以外で生理痛に効果のあるものをいくつかご紹介します。薬は知名度や人気のものが必ずしも良いものとは言えません。自分の体に合うものを使うことが、体にとっての最上のものといえます。
タイレノールA錠:主成分はアセトアミノフェンです。胃を荒らす成分も眠くなる成分も配合されていないため、食後などにかかわらずにどのタイミングでも飲むことができます。しかし、痛みへの効果はロキソニンよりも劣ります。
エルペインコーワ:イブプロフェンとブチルスコポラミンが配合されている、日本で唯一の生理痛専門薬です。鎮痛効果がロキソニンと異なるため、ロキソニンが効かないという人でも効果が期待できる鎮痛剤です。
ブスコパンA錠:医療用で有名な鎮痛剤なので、生理痛にも効果が高いといわれています。先ほど紹介したエルペインコーワにもこのブスコパンが含まれています。
ナロンエース:イブプロフェンとエテンザミドという解熱鎮痛効果を持つ成分が配合されているため、炎症の抑制作用のある痛み止めとして効果が期待できます。胃を保護してくれる成分も配合されています。
リングルアイビー錠a200:イブプロフェンが配合されていますが、イブプロフェンが200mgも配合されているのに1日に3回飲むことができます。ただしこの薬は第1類医薬品なので薬剤師がいる薬局での販売になっています。
まとめ
ロキソニンは解熱鎮痛剤のため、生理痛のひどい場合には効かないこともあります。それぞれのお薬の特徴をよく確認して、自分に合ったお薬を選ぶようにしましょう。
症状がひどい場合は医師の診断を仰ぐようにしましょう。また、漢方薬などで体質改善をする事も出来ますのでかかりつけ医に相談してみましょう。
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