生理痛がヒドイ方の中には痛みと共に吐き気までもよおしてしまう体質の方もいます。
ただでさえ不快な期間なのに痛みと吐き気まで伴ってしまうと、通常生活を営むことでさえ困難になってしまいます。ご紹介する解消法を活用して下さいね。
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1:なぜ生理痛と吐き気が起こるのか
生理痛の原因は体内で分泌される「プロスタグランジン」という物質によります。このプロスタグランジンは、子宮の収縮を促して経血を体外に排出しやすくするために分泌される物質です。
生理前から生理前半に多く分泌され、その時期に生理痛といった不快な症状が起きてしまうのです。
プロスタグランジンの量が増えすぎてしまうと、腹部に強い痛みが生じてしまうため、生理痛と共に腰痛やだるさ、下痢や吐き気などの症状が出てしまいます。
このプロスタグランジンの増殖を抑えることで、生理痛や生理からくる吐き気を抑えることができるようになるのです。
2:体を温める
体が冷えてしまっていると、子宮を収縮させる力が弱くなってしまうため、体が子宮の収縮を強くして経血を排出しようとプロスタグランジンが過剰に分泌されてしまうことになります。
生理痛を緩和させるためにも、体を冷やさないようにすることが大切になってくるのです。カイロや湯たんぽで体を温めることや、生姜湯を飲んで中から温めることも効果的です。
体を温めて血行を良くすると、プロスタグランジンの分泌を抑えることができます。あまりひどいようでしたら暖かくして横になっている方が、生理痛や吐き気を抑えるためにも良いといえます。
3:食べ物で押さえる
プロスタグランジンの分泌を抑えるための食べ物も存在します。これらをとることでプロスタグランジンの増殖や過剰な分泌を抑えることができます。
リノレン酸やDHAなどの魚油
炎症を抑える効果があるので、プロスタグランジンを抑えることができます。
アーモンドや大豆
子宮の収縮を緩めてくれるマグネシウムが含まれています。
生理痛や吐き気がひどい時の食事には、マグロやサバ、サンマなどの魚料理をメインに摂るのが良いでしょう。
4:ツボ押しによる生理痛の緩和
東洋医学の観点では生理は、肝の働きで血液を循環させ、腎の働きで古くなった血液を排出するという風にとらえられます。
このバランスが乱れると、生理痛が起こるという訳です。そのバランスを整えるために有効なツボがあり、東洋医学の観点では、生理痛が起こるタイプは二つに分けられます。
寒凝(かんぎょう)
体が冷え、温めることで生理痛が楽になるタイプです。
体を温める気海(きかい)というツボが有効です。
気海はおへその真下から指2本分にあります。
ここをお灸やカイロで温めます。
肝鬱気滞(かんうつきたい)
生理の前から不快な症状が起こり、温めても冷やしても痛みが楽にならない。
発熱や頭痛をおこすことがある。
陽陵泉というツボが効果的。
膝の少し外側にある骨の下のくぼみをマッサージして下さい。
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