ふとした時に深呼吸をするだけで頭の中がすっきりすること、よくありますよね?!
普段無意識に行っている呼吸も少し意識を向けて行うだけで体が軽く感じられたり、簡単にモヤモヤをリフレッシュすることができますね。もっとも呼吸を重要な要素と考えるヨガならより効果を得られるはずです。呼吸に意識を集中するだけでできるので学校やオフィス、自宅などで簡単にできるので、ヨガの呼吸法で心と体を健康にしましょう!ヨガでは呼吸法が重要とされています。
体の動きに合わせて呼吸を意識することでヨガの効果を感じることができます。その効果とは、深い呼吸をすることで生命エネルギーを体の隅々まで行き渡らせ細胞を覚醒させ本来持ち合わせているエネルギーに満ちた体の状態にすると考えられています。ここではそのヨガの呼吸法の種類をいくつかのポイントに分けてご紹介します。
スポンサーリンク
1 腹式呼吸
腹式呼吸とは、よく聞く言葉ですがきちんとしその方法を理解している人は多くないようです。腹式呼吸とは、へそに集中し鼻から息を吸い込みお腹に空気をためて膨らませます。お腹から押し出すように鼻からゆっくり吐いてお腹をへこませます。3秒で吸って6秒で吐くイメージで行います。
普段無意識にしている呼吸はこの方法が浅くなったようなものですが意識して行うと気持ちがいいものです。腹式呼吸の効果は心においてはリラックスやストレス解消、体には冷え・便秘・生理不順などの改善をもたらします。女性の悩みにぴったりな呼吸法ですね。
2 胸式呼吸
胸式呼吸とはわかりやすく言うとラジオ体操の深呼吸です。座って行う場合は、意識を骨盤に集中しお腹をへこませます。そのまま鼻から息を吸い、お腹はへこませたまま口から息を吐きます。胸式呼吸は姿勢が良くなり、体がすっきり目覚めます。朝やランチ後などにすると良さそうですね。
3 丹田呼吸法
丹田とはへそから握りこぶし一つ分下にあたる部分のことです。この呼吸法は吐くことからはじまります。丹田に集中し息を吐くときに【丹田→へそ→胸→気管支→鼻】の順に意識します。お腹をへこませ背中にお腹がくっつくように意識しながら約8秒かけてゆっくり吐き出します。
丹田呼吸法は、自然治癒力を高め血行促進、冷え性の改善、姿勢をよくし、内面的には心の安定や活性化、リラックス効果があります。
4 逆腹式呼吸
息を吸い胸をふくらませ、息を吐き胸をしぼませます。吸うときにお腹を絞ることで普段あまり使わない肺や胸の部分を鍛えることができます。内臓やインナーマッスルの強化に効果があります。
お腹への集中が求められる呼吸法なので精神を統一させるのに用いられるため武道や座禅などに取り入れられています。
5 ハタ呼吸
ハは「太陽」タは「月」を表しハタで「力」という意味があります。この呼吸法は左右の鼻で呼吸することで体内の陰と陽のバランスを整えてくれます。やり方は、右手の親指を右の小鼻、薬指を左の小鼻にあて人差し指と中指は眉間に置きます。
両鼻から息を吐き、どちらかの鼻を押さえ息を吸ったり吐いたり自分に合った呼吸をします。この呼吸法の効果は、左の鼻で呼吸をする場合は、体を冷やし、右の鼻で行うときは、体を温めると言われています。
6 火の呼吸
姿勢をまっすぐ保ち息を鼻から吐きながらお腹を引っ込め、吸うときは自然に行います。意識は吐くことだけに集中させます。1分に30回行うことから始め徐々に速く行い慣れたら1分に200回呼吸します。力強く断続的行うことが重要です。火の呼吸の効果は、自然治癒力を高め・体力向上・集中力アップ・持久力アップ・精神力アップ、さらには脳の覚醒・ストレス解消など多数あります。
中でも肺や粘膜、血管などの老廃物や毒素を排出させることもできるようです。総合格闘家で知られるヒクソン・グレイシーもトレーニングに取り入れているそうです。
7 ウジャイー(勝利の呼吸)
ウジャイーは息を吸うときも吐くときもお腹をへこませて行います。口は閉じたまま舌先を巻き。「スゥー」と音がするように鼻から入った空気がのどの奥を細くするよう意識します。その時の音を聞き集中すると効果的です。
ウジャイーは気の流れをコントロールしたり、内臓の活性化、感情をコントロールする効果があります。
まとめ
生きるために無意識に行っている呼吸ですが、意識して行うといろんな効能があることがわかりましたね。ヨガの呼吸法を取り入れることによって、姿勢のゆがみやストレスなどの体と心の不調が簡単に改善されます。
学校・オフィスで、休憩時間・仕事の合間など時間や場所を問わず簡単にできるヨガの呼吸法で心も体も健康になりましょう!!
スポンサーリンク