足のむくみは放っておくと、足痩せの大きな敵となります。
なかなか足が痩せない…と悩んでいる人は、もしかしたら足のむくみが原因となっているのかもしれません。
しかし、足のむくみの恐ろしさはそれだけではありません。むくみにより血栓が生じ、健康に影響が出てきてしまう可能性もあるのです。
たかが足のむくみ…と侮らないで、しっかりと解消していきましょう。
1 水分を多めに摂取する
足の方に回った血液は筋肉の力によって心臓に押し戻されますが、筋肉が疲労していたり力が弱かったりするとその流れが滞ります。
これによりリンパの流れが悪くなり老廃物がたまり、足のむくみが引き起こされます。これを解消するために、まず簡単な方法が水を多めに摂取することです。
これによりリンパ液濃度が変化し、リンパが流れやすくなります。ただし、水を多く飲めば飲むほど良いというわけではありません。
水を飲みすぎてもそれが原因で足に余分な水分が溜まります。
リンパ液の濃度を良い濃度に保つことが重要なので、汗や尿での排出を考えつつ、水をガブガブ飲みすぎないようにしましょう。
また、汗で水分を排出しやすい日中は多めに摂取するように心がけ、夜は少なめに摂取するようにすると、朝起きたときの足のむくみも解消します。
2 塩分の高い食事を避け、カリウムを摂取する
これは水分の摂取でリンパ液の濃度を調整するのに似ていますが、体内の塩分濃度が高まると水分がそちらに取られるため、結果としてリンパ液の濃度が高まります。
そうするとリンパの流れが悪くなってしまうので、塩分を取りすぎないように心がけることが水分保持にも繋がります。濃い味付けはなるべく避けるようにしましょう。
また、そうして摂取した塩分を尿として体外に排出しやすくする働きがあるのがカリウムです。
カリウムは里芋やモロヘイヤなどヌルヌルした食品に多く含まれています。
その他、大豆や海藻にも多く含まれているので、意識的に摂取するようにしましょう。
3 身体を冷やさない
身体が冷えることによって血液の流れが悪くなります。
すると当然リンパの流れも悪くなるのでむくみの原因となります。
特に冷え性の場合は一度冷えてしまうと温まるまでに時間がかかるので、ひざ掛けやソックスを上手に使って下半身が冷えないように心がけましょう。
腰や首元などを冷やさないようにすることで、身体全体の冷えも防止できるので併せて気を付けたいところです。
また、上記に挙げた水分の摂取などの際に温かい温度の水分を摂取するようにすることも効果的です。
しょうがなどは身体を温める効果もあるので、水分摂取の際にしょうが湯やジンジャーティーを飲むと身体も温まり一石二鳥です。
4 眠るときや長時間座っているときに少し足を高く上げるように心がける
血液はどうしても重力に従って下に下に流れてしまいます。
そのため、長時間同じ姿勢で座っていたり寝転んでいたりすると下向きになっている足の方に老廃物がたまり、血液の流れが悪くなってしまいます。
それを解消するために、座っているときに少し姿勢を変えたり足を腰の辺りまで上げてみたりすると良いでしょう。
寝るときに、クッションなどを足の下に置いて少し足を上げて寝ることも非常に効果的です。
最初は寝苦しいかもしれませんが慣れてくると足を上げていないと気持ち悪いと感じるくらい、しっくりくるようになりますよ。
5 足裏マッサージをする
半身浴などで身体を温めた後に足裏のマッサージをすると血流が良くなり、リンパの流れも良くなります。
しっかりと温まって体温を上げた後、マッサージオイルなどを使って足裏をマッサージすると疲れもとれて非常に効果的でしょう。
足裏だけではなくふくらはぎにもツボがあります。
こちらは入浴したまま押せるツボなので、
しっかり半身浴をしながらふくらはぎのツボを押し、
お風呂から上がった後には足裏のマッサージを…と
マッサージを行えばその日のむくみは解消したも同然でしょう。
まとめ
足のむくみは少しの心がけで劇的に解消します。
お金をかけても良いのであれば、むくみ解消用のソックスや、むくみによく効くと言われているゴボウ茶vなどを試してみましょう。
また、当たり前ですが規則正しい生活習慣を身に付けることで大きく改善されます。タバコやアルコールの過剰摂取や夜更かしなどは
むくみを引き起こす原因となるので、もし今思い当たる点があるのであれば早急に改めるようにしましょう。