芸能人やアスリートにも人気高い『加圧トレーニング』名前は聞いたことあるけど、いったいどんなことをやるのか、本当に効果があるのかって気になるところですよね。
今回はそんな人気の加圧トレーニングの効果や行うときの注意点についてご紹介したいと思います。
加圧トレーニングとは？
加圧トレーニングとは、腕や足に専用にバンドを巻き圧力を加え、血流を制限した状態で行うトレーニングのことです。血流を制限して行うことで、筋肉を素早く低酸素化し、多くの筋繊維を刺激することが出来ます。
そのため、より効率よく筋肉を鍛えられるので、芸能人やアスリートが身体づくりの一環として、またパフォーマンスの向上のために加圧トレーニングを取り入れていることが多いのです。
筋繊維とは？
筋繊維とは筋肉を司っているもので、遅筋繊維（白筋）と速筋繊維（赤筋）の２種類に分かれます。
・遅筋繊維の主なエネルギー源は脂質です。酸素を効率的に活用することで長期的な筋収縮のためのエネルギーを作り出すことに優れています。筋肉の収縮する速度が遅く、発揮できる力が小さいが、持続性があり疲労しにくいためマラソンなど長時間行う運動に適しています。
・速筋繊維の主なエネルギー源は糖質です。遅筋繊維とは反対の性質を持っており、短期集中的に大きな力を生み出すことに優れています。筋肉の中のわずかな糖質を利用するため持続性はありません。俊敏さを求められる短距離などに有能な筋繊維です。
性質も鍛え方も違うため、本来は別々にトレーニングを行い鍛えていきます。しかし加圧トレーニングを行うことで遅筋繊維、速筋繊維を同時に鍛えることが出来るのです。
加圧トレーニングの効果：筋力アップ
加圧トレーニングは遅筋繊維、速筋繊維と効率的に鍛えることが出来ます。軽い負担で高い効果が得られるので、トレーニングとして続けやすいのも特徴です。
ケガなどもしにくいので老若男女問わず行うことが出来ます。
加圧トレーニングの効果：ダイエット効果
加圧トレーニングを行うと通常の約290倍の成長ホルモンが分泌されるという研究結果が出ています。
成長ホルモンには身体の脂肪を燃焼してくれる働きがあり、加圧トレーニングを行うとしっかり脂肪が燃焼されるためダイエットには効果的なのです。
加圧トレーニングの効果：血行促進
加圧と除圧を繰り替えることで弾力のある血管を取り戻すことが出来ます。また、加圧によって血液が一時的に制限されることで脳が血液が不足していると感じ、血液量を増やすように心臓に指令を送るようになります。
血流が増え、身体の隅々にまで血液が行き渡るようになるので、冷え性、肩こり、腰痛などの不調の改善も期待できます。
加圧トレーニングの効果：回復力のアップ
少ないケアで短時間にトレーニングを行うことが出来る加圧トレーニングは筋肉量の少ない人のための運動やリハビリとしても適しています。
加圧トレーニングを行うと、成長ホルモンが分泌されることで筋肉などの修復を早めることが出来るため、骨折や肉離れなどのケガの回復が早くなるという研究データが発表されています。
加圧トレーニングの効果：美肌効果
加圧トレーニングを行うと成長ホルモンが分泌され、新陳代謝が良くなるので、肌にハリやツヤを感じられるようになります。
成長ホルモンは美肌作りには欠かせませんが、肌だけでなく髪や爪などにも良い効果が得られます。
加圧トレーニングの注意点
効率的にたくさんの効果を得られる加圧トレーニングですが、注意しなくてはいけないこともあります。加圧トレーニングはやり方を間違えると危険なのです。
加圧トレーニングはその人にあった方法で圧を加えなくてはいけません。ただ単にベルトをしめて圧迫すれば良いというわけではありません。強く締めすぎれば効果を感じることが出来ないだけでなく血栓などが出来てしまう危険性もあります。
また血流を制限するため循環器系にはかなりの負担がかかるため、注意しながら圧を加えなくてはいけないのです。もちろん緩すぎても効果を感じることはできません。
加圧トレーニングは自宅でも出来るため、家庭用の加圧ベルトなども販売されています。しかし圧のかけ方についてしっかりとした知識を持っていないと効果を得られないどころか、めまいや吐き気、脳梗塞や心筋梗塞など命の危険に関わる場合もあるので、オススメできません。
効果的かつ、安全に加圧トレーニングを行いたいのなら、まずは専門のトレーナーさんがいるジムに通って、しっかり教わるべきです。
どうしても自宅でやりたい場合は、知識を持っている方の意見を聞いて、自分一人でもちゃんとした圧をかけれるようになってから行うようにするようにしましょう。
まとめ
加圧トレーニングはしっかりした方法で行うと嬉しい効果をたくさん感じることが出来る、素晴らしいレーニング法です。
しかし間違った方法で行うと大変危険な命がけのトレーニングになってしまいます。そうならないためにも専門の方の指導を受けて本当の加圧トレーニングを行いましょう。
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